2016 Fiscal Year Research-status Report
日本人のリゾートへの志向を考慮したリゾートの再生方策に関する研究
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26360060
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
十代田 朗 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 准教授 (70226710)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津々見 崇 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 助教 (40323828)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | リゾート / 日本人 / 島 / 瀬戸内海 / サイパン / グアム |
Outline of Annual Research Achievements |
3年目の今年度は、以下の三点に重点を置き、研究分析作業を行なった。 一つ目は、昨年度に引き続き日本人のリゾート感に関するアンケートを行った。 日本人のリゾートに対する考え方(日本人の余暇観、長期休暇、療養保養を中心に)に関してはニーズを考える上で重要な視点であることから、独自のアンケートを行うことが必要である。そこで、Webアンケート調査を行い、集計結果を分析した。多変量解析を用いて、様々な分析を試みたが、納得いく結果未だ得られておらず、方法を変えながら、引き続き分析中である。 二つ目は、瀬戸内海を例にとり、国内の島嶼部の観光産業が衰退傾向に転じたと考えられる1990年以降に着目し、①現在観光地の島の抽出と変遷の分析から「新しい観光」が誕生・普及している地域、②「新しい観光」の出現過程、③「新しい観光」が新規の観光産業に参入者および既存の観光産業施設に及ぼした影響、の3点を中心に調査分析を行った。ただいま、日本都市計画学会に投稿中である。 三つ目は、昨年3月に、米国サイパン・グアム調査に赴き、現地のホテル等観光施設の立地状況調査、現地観光局でのインタビュー、図書館での資料集めを重なった。 本年度、観光入込客数のデータと合わせ、リゾート再生・衰退の過程や要因について分析する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
学務等が多忙で、まとまった調査の期間が取れず、なかなか現地での調査や資料収集が思ったように進まない点に最大の問題がある。
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Strategy for Future Research Activity |
なるべく、速やかに現地に赴きたい。 査読付論文の再投稿を目指したい。 また、収集した資料やアンケート結果の分析を急ぎたい。
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Causes of Carryover |
海外調査が予定通り進んでいないため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
速やかに現地調査を行いたい。
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