2014 Fiscal Year Research-status Report
旅館経営における女将の知の蓄積と継承の意味:顧客価値形成を中心に
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26360088
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Research Institution | Tezukayama University |
Principal Investigator |
姜 聖淑 帝塚山大学, 経営学部, 准教授 (70511294)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 交際情報交換 / 旅館 / おもてなし人材 / 女将 / 人類学 / 言語学 / 観光学 |
Outline of Annual Research Achievements |
26年度は、サバティカルを頂き、研究計画どおりの調査が出来ない状況となったため、既存の理論を再考察する研究活動に留まった。27年度には26年度に行えなかった現地調査活動を合わせて行う計画である。 26年度の研究成果としては、既存の理論を再考察したうえ、現在までの研究成果に基づき、UNWTOの日中韓の伝統文化宿泊施設についての日本担当をしたり、韓国の文化体育観光部(Ministry of Culture, Sports and Tourism)主催の2014年Culture Toursim Forumにて招待講演を行った。1.UNWTO = 世界観光機関(World Tourism Organization)から出版される「韓中日の伝統(文化)宿泊施設について」の日本編を担当。2015年8月に出版予定(英語版)~ Ryokan, traditional cultural accommodation and the Japanese culture and "hospitaltiy" 2. 韓国観光公社(WTO)と文化体育観光部(Ministry of Culture, Sports and Tourism)主催、2014年Cultureal Tourism Forum招待講演 " Accommodation that is alive in the Japanese Lifestyle and culture, Ryokan" 3.ソウル国立大学の経営研究所による招待講演 日本のおもてなし経営と題して情報交換
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
26年度は、サバティカル期間中であり、韓国のKCTI(Korea Culture & Tourism Institute)とソウル大学(Seoul National University)で国外研究員として活動していたため、研究対象フィールドから離れ、計画通りに研究を行うことが困難な状況であった。その結果、現地調査が中心となる研究でありながら、既存の理論を再考察する研究活動に留まった。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度の研究助成金がまったく執行できなかった分、27年度には、26年度行えなかった現地調査を中心とした研究に補助金を当てる。 1.ハワイ現地調査実施(2015年8月下旬から9月初旬):一週間前後のフィールド調査 ハワイは地域的特色もあり、日本の起源のあるものが多く、その中にも日本でも姿を称してしまったものが現存している(鳥田・高橋、2012)。日本で活躍している日系女性経営者を対象としたインタビュー調査を実施し、日本のおもてなし精神が日系女性経営者に受け継がれているのか調べる。もう一方では、ハワイを反復的訪れる日本人観光客を対象とした動的顧客価値モデルを検証する。さらに、ハワイ大学の日本研究センターでの理論調査も含む。 2.ハイクオリティサービスを提供することで顧客価値を共有することに成功した旅館の女将を対象としたインタビュー調査を複数実施する。
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Causes of Carryover |
サバティカルを頂き、研究フィールドから離れ、現地調査が物理的に不可能な状況におかれていた。その理由でまったく、補助金を使うことができなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度に、26年度、本来、調査すべき国外フィールド調査及びインタビュー調査などや国内調査が行われてなかったため、その活動費と27年度を国内・国外の現地調査に当てる。
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