• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2014 Fiscal Year Research-status Report

ニュージーランド文学における共生を鍵とした文化的対話の弁証法

Research Project

Project/Area Number 26370308
Research InstitutionHirosaki University

Principal Investigator

澤田 真一  弘前大学, 人文学部, 准教授 (30250624)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords英語圏文学 / ニュージーランド文学 / マオリ文学 / ニュージーランド / ポストコロニアル文学
Outline of Annual Research Achievements

2014年8月27日から2014年9月7日にかけてニュージーランドに赴き、研究発表及び研究のための資料の収集を行った。2014年8月30日にオークランド・インスティチュート・セント・ヘレンズにて開催された「ニュージーランド・スタディズ・ササイアティ・ジャパン・インターナショナル・シンポジウム2014」に参加し、「ウイティ・イヒマエラ・アンド・リテラチャー・オブ・モウリ」と題した研究発表(単独)を行った。また、オークランド市立図書館、オークランド大学図書館、オークランド工科大学図書館を利用して、資料の収集及び研究を行った。ワイカト大学で長くマオリ生徒の教育向上計画に研究代表者として関わってこられたテ・アラニ・バレット先生から研究についての意見・コメントをいただいた。
2015年3月2日から2015年3月10日にかけて、ニュージーランドに再び赴き、主にオークランド工科大学を拠点として研究及び研究のための資料収集を行った。滞在中には、オークランド工科大学人文学部長アンネリーズ・ロスクヴィスト教授をはじめ、同学部のソンジャ・ギャラガー教授、ペイリン・ヤング教授らから、ニュージーランドにおけるマオリ、パケハ(ヨーロッパ系白人)、アジア系移民らが織り成す多文化共生について貴重なコメントをいただき、研究に関しての新たな知見を得ることができた。
研究の成果として、論文「ウイティ・イヒマエラと命の文学」がオーストラリア・ニュージーランド文学の論文集に掲載され、彩流社より刊行される予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の計画通りにニュージーランドに赴いて研究及び資料収集をおこなうことができた。また、現地の著名な研究者と面会し、研究についての意見交換をすることができた。
ニュージーランドで開催された国際シンポジウムにおいて、これまでの研究成果の発表をする機会も得ることができ、近日書籍の形で研究論文も刊行される予定である。

Strategy for Future Research Activity

次年度は、今年度実現できなかったニュージーランドのマオリ作家とのインタビューを行ない、ニュージーランドのマオリ文学と白人による文学が、弁証法的に発展し、「共生」についての思想を深めていく過程を検証していく。また、収集した資料に基づき、作品の解釈を行うことで、課題の研究をさらにすすめていく。

Research Products

(2 results)

All 2014

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] ニュージーランド文学におけるポストコロニアル・アイデンティティの形成2014

    • Author(s)
      澤田真一
    • Journal Title

      日本ニュージーランド学会誌

      Volume: 21 Pages: 3-13

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] Witi Ihimaera and the Literature of Mauri2014

    • Author(s)
      澤田真一
    • Organizer
      New Zealand Studies Society - International Sympojium
    • Place of Presentation
      Auckland Institute of Studies St Helens
    • Year and Date
      2014-08-31

URL: 

Published: 2016-05-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi