2016 Fiscal Year Annual Research Report
On the Mutuality of Japan Representations in Taiwanese Literature: Bringing into View the Connections with Japanese, Korean, and Chinese Literature
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26370424
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
四方田 千恵 (垂水千恵) 横浜国立大学, 国際戦略推進機構, 教授 (70251775)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白水 紀子 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 教授 (10196628)
赤松 美和子 (佐藤美和子) 大妻女子大学, 比較文化学部, 准教授 (00510653)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 台湾文学 / 日本表象 / 台湾表象 / 翻訳 / 国際シンポジウム / 国際ワークショップ |
Outline of Annual Research Achievements |
研究最終年度に当たる平成28年度は、これまでの総仕上げとして、2度の国際シンポジウムおよび1度の国際ワークショップを開催した。 一つは2016 年10 月22 日(土)にキャンパスイノベーションセンターにおいて開催した、基盤研究(C)25370399「 戒厳令解除と1990 年代台湾文化の再編制―『島嶼邉縁』とその時代」研究代表者三木直大との共同主催による国際シンポジウム「前衛としての台湾文学:1990 年代文化論再考」である。 もう一つは、研究分担者白水紀子訳による甘耀明著・白水紀子訳『鬼殺し』の刊行を記念して2017年1月21日(土)に台湾文化センターにおいて開催した、国際シンポジウム「作家・甘耀明氏に聞く台湾文学における日本表象」である。研究代表者四方田千恵(垂水千恵)の総合司会により、著者甘耀明による講演「『殺鬼』における日本」の他、訳者白水が「「『鬼殺し』の世界」、台湾文学研究者黄美娥が「一部耀眼明亮的台湾文学作品: 甘耀明『殺鬼』的創作意義」と題する報告を行った。 さらに2017年1月26日には新潟県立大学において、基盤研究(C)16K02605「日本語創作を通して見た東アジア3国文学の関連様相」研究代表者波田野節子との共催で、国際ワークショップ「甘耀明『殺鬼』を読む」を行った。 そのほか各自研究成果の公開に努め、研究代表者である垂水は3回の国際シンポジウムにおける報告および2回の国内学会でのコメンテーターを務めたほか、2本の論文を刊行した。研究分担者赤松美和子は1回の国際シンポジウム報告、1回の国内研究会報告を行ったほか、4本の論文および1冊の共編著を刊行した。研究分担者白水紀子は前述のように上下2巻全737頁にもおよぶ翻訳書、甘耀明『鬼殺し』(白水社)を刊行した。
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Research Products
(16 results)