2016 Fiscal Year Research-status Report
自律学習促進のためのＴＡを活用したEFLライティングフィードバックの研究
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26370625
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| Research Institution | Okayama University |
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Principal Investigator |
大年 順子 岡山大学, 全学教育・学生支援機構, 准教授 (10411266)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
マーリー ギャロルド 岡山大学, 言語教育センター, 准教授 (40307244)
宇塚 万里子 岡山大学, グローバル・パートナーズ, 教授 (40601381)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | scaffolded feedback / academic writing / student writing tutor |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成２８年度は、European Writing Centers Association, 2016において、”Training peer writing tutors: A case study”という題目で当該研究を発表した。その中で、日本と同じように、さまざまな学習背景を持つ学生が大学に入学してくる現状があることなどをピアチューターによるプレゼンテーションや、また各国の研究者との話し合いの中で知ることができ、研究を進めていくうえで多くの知見を得た。さらに、当該研究のプレゼンテーションに参加した研究者から、チュートリアルの中での学生チューターと指導される学生とのやりとりの質的分析をWisseberg (2016)のカテゴリーを念頭において分けるようアドバイスを得た。Wissebergの研究ではscaffolded feedbackの特徴を理論的にさらに進めたものとなっている。それによって、”reader response comments”という概念が抽出されて、学生チューターの役割が ”先輩学生として教える”ということと、”好意的な読者”という２つの役割を関連付けて分析することができた。また、この２つの役割を同時に担うには、peer tutorとして”信頼”を勝ち得るために自分自身の”ライティング力と知識”を上げるとともに、チュートリアルの中で”リラックスをさせる環境つくり”の両方を伸ばしていくことが大切であるという議論につながっている。これらの視点は、今後のチューター教育に生かされるはずである。さらに、新たな議論を論文としてまとめて終え、現在、Studies in Second Language Learning and learningに投稿し、審査結果を待っているところである。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
論文発表を通して、ヨーロッパの大学のチュートリアルの現状を知ったり、また、韓国の西江大学のライティングセンターを訪問して実際にチュートリアルの在り方を学ぶことができた。このように、当該研究を進めるにあたって実践的な現場で知見を得られたことは大きな成果である。
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| Strategy for Future Research Activity |
タイのチュラロンコン大学で開催される、SSLW 2017 （The Symposium on Second Language Writing ) において、”Scaffolded Peer Feedback in EFL Writing Tutorials: A Case Study”という題目で発表予定である。
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| Causes of Carryover |
新たな知見が得られて研究を更に深めることができる可能性が出てきたため。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
タイで開催されるSymposium on Second Language Writing 2017に参加および研究発表を行う等に使用する。
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