2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26370644
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
浦野 崇央 摂南大学, 外国語学部, 教授 (50288966)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 外国語教育 / 教育カリキュラム / インドネシア / 留学制度 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、インドネシア語教育についてのより効果的なカリキュラムの構築を目的としている。研究二年目の平成27年度は、成果として以下のものが挙げられる。 (1)研究環境の整備:電子書籍を通じてのインドネシア語学習環境を把握するために、タブレットPCを購入した。当初、このタブレットPCの購入予定は計画していなかったが、昨今のインドネシア語学習環境を調査していく中で、電子書籍の出版点数が多く、それらの資料も研究対象にする必要が出てきたため。あらゆる電子書籍媒体を閲覧できるPCの購入となった。 (2)研究資料の収集:昨年度に引き続き、「外国語教育」「留学」をめぐる研究資料の収集に努めた。これらの資料の収集に際しては国立国会図書館を特に利用した。 (3)研究協力者を招聘:2015年7月13日~7月18日、ストモ博士大学文学部のシシリア・タントリ・スルワティ氏を招聘した。7月14日、本学において学術セミナーを実施した。7月15日および16日には本学のインドネシア語授業を視察し、研究代表者と研究討議を行った。 (4)研究代表者によるインドネシアでの資料収集および国際シンポジウムでの発表:2015年8月17日~8月31日、研究代表者がインドネシア・スラバヤのストモ博士大学を訪れ、8月20日、国際シンポジウム"The Role of Language and Literature on the Basis of Various Cultures to Build Natiaonal Characters"においてインドネシア語による発表"Hasilnya Universitas-universitas di Jepang menjalin MOU dengan Universitas-universitas di Indonesia"(日本の大学とインドネシアの大学の大学間協定の成果)を行った。また、ジャカルタのLIA外国語大学を訪問し、同大学における日本人留学向けのインドネシア語授業の視察を行った。さらに、スラバヤとジャカルタで研究資料収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ストモ博士大学におけるインドネシア語教育および日本の大学とインドネシアの大学との連携協定の実態が把握でき、同時に資料収集も継続的に行っており、おおむね順調に進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画の変更は特になく、次の二点を重点的に研究を進めていく。 1、「留学」や「研修」を意識した教育内容およびカリキュラムの検討 2、インドネシアにおける「外国人のためのインドネシア語学習プログラム」の教育内容と成果の検討。
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Research Products
(2 results)