2014 Fiscal Year Research-status Report
英検・TOEFL・TOEICを用いた日本の大学英語科目単位認定の実態調査
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26370736
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
印南 洋 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (80508747)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 単位認定 / 英検 / TOEFL / TOEIC / 外部テスト |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本の大学英語科目における単位認定時に、英検・TOEFL・TOEICがどのように使われているかを調べることである。特に、「単位認定対象の科目内容」と「単位認定時に用いるテスト内容」がどの程度一致しているかを調べ、日本の大学英語教育における単位認定がどの程度適切に行われているかを解明する。 以下4点を行った。第1に、日本の大学全体を代表するように大学を抽出するため、文部科学省が発表している日本の大学一覧リストに基づき、国立・公立・私立大学の比率を保ちながら抽出した。その結果、国立10大学、公立10大学、私立80大学をランダムに抽出した。 第2に、抽出した大学の各ホームページに掲載されている、(1)単位認定基準が分かる資料(2)シラバス、(3)カリキュラム構成(学則、履修規定、履修要項、卒業要件、最低修得単位)が分かる資料を検索収集した。検索に用いたキーワードは、(1)について「単位」、「認定」、「英語」、(2)について「シラバス」、(3)について「学則」、「履修規定」、「履修要項」、「卒業要件」、「最低修得単位」であった。 第3に、収集した資料から、単位認定に関わる情報(単位数、単位認定される英語科目名および内容、必要な英検の級・TOEFL/TOEICの得点)をコーディングした。その後、これらの情報を該当科目のシラバスと比較し、単位認定の適切さを検討した。このため、「単位認定対象の科目内容」と「単位認定時に用いるテスト内容」からなるコーディング表を作成した。 第4に、LTRC (Language Testing Research Colloquium) 2015年次大会、日本言語テスト学会、AAAL (American Association of Applied Linguistics) 2015年次大会で、情報収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通りに、計画が進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目は「単位認定対象の科目内容」と「単位認定時に用いるテスト内容」を集計し、両者の一致度を明らかにする。大学全体に加え、国公私立ごとにも分析する。
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Research Products
(2 results)