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2018 Fiscal Year Annual Research Report

A Foudamental Study on the historical transition from the " Inner World of Gun(county) " to the reign of provincial government offices

Research Project

Project/Area Number 26370774
Research InstitutionToyo University

Principal Investigator

森 公章  東洋大学, 文学部, 教授 (30202360)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2019-03-31
Keywords古代地方官衙遺跡出土木簡 / 10世紀木簡 / 出雲国 / 肥前・肥後国 / 薩摩国 / 相撲人と武士
Outline of Annual Research Achievements

(イ)地方官衙遺跡出土木簡の事例収集に関しては、2018年12月までの情報を収集・整理し、最終年度に作成した報告書に「古代地方官衙遺跡と出土木簡一覧(稿)」を掲載することができた。また出雲国をフィールドとして考察を論文にまとめ、「郡的世界」の実像を解明するとともに、近年出土点数が増加する木簡の整理・解釈を試みることができた。ここではまた10世紀以降の木簡についても整理しており、その知見は報告書に「木簡と郡司・郡家の行方」という論文を執筆する上で、視点として資するものとなった。その報告書掲載の論文では、8・9世紀の地方官衙遺跡出土木簡の内容の特色と10世紀以降の木簡との対比を試み、今まで論究が不充分であった10世紀以降の出土木簡の様相と「郡的世界」から国衙の支配への移行の様態を考究することができた。
(ロ)国衙運営の全体像を知る史料に関しては、『朝野群載』巻26などの入力を進めた。肥前・肥後・薩摩などについて、在庁官人・武士・相撲人の動向を検討し、個別事例を付加することができた。
(ハ)国衙関係者・在庁官人表の補訂と個別事例の分析に関しては、報告書に「平安・鎌倉時代国衙関係者・在庁官人表(稿)」として集成・補訂の結果をまとめた。個別事例では上述の九州地域について分析を行い、合せて現地踏査も実施することができた。
(ニ)木簡出土遺跡や国衙支配の場の踏査と資・史料の入手については、上述の九州地域に関連して、薩摩国府・国分寺や一宮、薩摩平氏の拠点となる加世田別符の踏査や尾張国府国分寺・一宮の踏査を行ない、特に前者については、論文作成の上で、大いにその知見が役立った。

  • Research Products

    (2 results)

All 2019

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 真上勝岡異見2019

    • Author(s)
      森 公章
    • Journal Title

      東洋大学文学部紀要史学科篇

      Volume: 44 Pages: 1-44

  • [Journal Article] 古代出雲国と「郡的世界」の実像2019

    • Author(s)
      森 公章
    • Journal Title

      東洋大学大学院紀要

      Volume: 55 Pages: 211-236

URL: 

Published: 2019-12-27  

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