2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26380182
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Research Institution | Gakushuin University |
Principal Investigator |
庄司 香 学習院大学, 法学部, 教授 (20515647)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 政党候補者選出方法 / 候補者公募制度 / インタヴュー |
Outline of Annual Research Achievements |
本プロジェクトの1年目にあたる平成26年度は、様々な事情から予定通りに研究が進まなかった。まず、日本に関する部分については、2012年選挙に公募を通じて出馬した自民党候補者へのインタヴューは、申請者自身の時間的制約もあり遠隔地に赴く時間がとれなかったため、都内でインタヴュー可能な対象から地道に取り組み始めた。しかし、期待していたレベルの厚みがある情報が得られたのは10ケース程度にとどまっており、聞き取り方法やその対象選定を改善しつつ、2年目の夏までに集中的に進めて行くべく準備している。他方で、2014年12月に行われた総選挙のデータをこれまで作成してきたデータベースに加える作業を進め、分析に備えている。 アメリカに関する部分については、当初予定していた夏季のインタヴューに資料分析など準備が間に合わなかった。また、11月の選挙前後は現地の選挙関係者が超多忙である一方で、申請者も日本を離れられなかったため、日本での情報分析に終始した。2年目にあたる平成27年はアメリカでは連邦選挙の谷間の年であり、選挙関係者には比較的アクセスしやすいので、夏季に現地インタヴューを敢行すべく、現在準備している。 ボツワナに関する部分については、平成26年度中はエボラ出血熱の広がりに伴い、アフリカでの調査活動(場合によっては都心を離れて地方で行うことになるフィールドワーク)に関する不確定要素が大きかった。そのため、なかなか現地調査の具体化に入れず、当初予定していた平成27年3月の渡航は実現しなかった。しかし、状況がかなり好転しているので、2年目に必ず調査旅行を実現すべく、現在調整を進めている。 以上のような状況から、まだ具体的研究成果を公表できる状態にはいたっていないが、1年目に進めてきた準備作業をもとに、2年目の研究計画を再編し鋭意取り組む予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
インタヴューという手法を軸に据えた研究計画となっているが、研究実績の概要に記したように、申請者の時間が確保できず遠方への調査旅行がしにくかったことや、研究対象となる国(地域)での安全に不安があったことから、インタヴュー活動の部分には遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目は1年目と比べて申請者の時間がより多くとれることがわかっており、調査地における安全についても不安が解消されたので、1年目の遅れを取り戻すべく集中して取り組む。
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Causes of Carryover |
1年目に行う予定であった現地調査の多くが実現できなかったため、旅費や、インタヴュー記録の整理に使うはずであった人件費が残った。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本来1年目に予定していたが実現できなかった現地調査を2年目に集中的に行っていく予定である。
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