2014 Fiscal Year Research-status Report
医師・薬剤師・患者の医薬品の選択行動に関する実証研究
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26380297
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
柿原 浩明 京都大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (20351314)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬 欣欣 京都大学, 薬学研究科(研究院), 講師 (80634253)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 新薬 / 先発薬 / 薬剤師の調剤意欲 / 薬剤師の調剤行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年に、薬剤師の調剤意欲と調剤行動に関する実証研究を行い、主な研究業績をは、以下の2点にまとめられる。 第1に、薬局に行って薬剤師を対象とする実態調査に関するpre-testを行い、実態調査の調査票を設計した。また、東京都、大阪府、三重県の薬局における薬剤師を対象とする実態調査を行った。実態調査の有効回収票数が372人である。 第2に、実態調査の個票データを活用し、薬剤師の調剤意欲と調剤行動に関する計量分析を行った。その分析結果をまとめ、学術論文を作成し、平成26年9月13-14日に開かれた第52回日本医療・病院管理学会学術総会で報告した。また、論文抄録「薬剤師の新薬・先発薬の調剤意欲の決定要因に関する実証分析」は『日本医療・病院管理学会誌』Vol.51で掲載されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成27年においては、まず薬局を訪問し、薬剤師を対象とする、ヒアリング調査を行い、また薬剤師向けの調査を実施し、調査結果に基づいて学術論文を作成し、学会で報告した後、学術誌に投稿する計画を立てた。 この研究計画にしたがって、まず薬局を訪問し、薬剤師を対象とする、ヒアリング調査を行った。ヒアリング調査の結果に基づいて、薬剤師向けの調査の質問票を作成した。また、東京都、大阪府、三重県の薬局における薬剤師向けの調査を実施した。次に、調査結果に基づいて学術論文を作成し、学会で報告し、学術誌に投稿した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、医師調査および薬剤師調査に基づいて実証分析のモデルをさらに工夫して計量分析を行い、学術論文を作成し、学術雑誌と一般読者向けの雑誌に投稿し、研究成果を発信すると同時に、一般読者向けの教育を行い、社会還元を行う。また、国際学会で報告し、研究成果を国際レベルで発信すると同時に、国際学会のフィードバックに基づいて論文を修正し、国際学術論文誌に投稿する。
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Research Products
(2 results)