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2015 Fiscal Year Research-status Report

企業経営のグローバル化にともなうSCMの組織的管理:需給調整とパフォーマンス管理

Research Project

Project/Area Number 26380487
Research InstitutionKyoto Sangyo University

Principal Investigator

中野 幹久  京都産業大学, 経営学部, 教授 (70351690)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松山 一紀  近畿大学, 経営学部, 教授 (80351691)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywordsサプライチェーン・マネジメント / SCM部門 / 組織構造 / 需給調整 / パフォーマンス管理
Outline of Annual Research Achievements

平成27年度は、主に次の2つの作業を実施した。
ひとつは、交付申請書の研究実施計画の通り、「SCM部門を有する企業への調査協力依頼」を行った。平成26年度は目標の10社を上回る24社からアンケートの回答を得ることができたが、平成27年度は難航が予想された。1年間かけて、平成26年度にリストアップした残りの候補企業と平成27年度に新たにリストアップした候補企業に加えて、公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会内の研究会所属企業、SCMやロジスティクスの研究者から紹介を受けた企業に協力を打診し、16社から回答を得た。この過程で、協力依頼かつ/あるいは対面式での回答のために5社(5回)を訪問した。
もうひとつは、交付申請書では平成28年度の研究実施計画に記載していた「事例研究」である。需給調整および在庫パフォーマンス管理について、対象企業がどのような活動を行っているのか、特にSCM改革の前後でどのような変化が見られるのかについて、9社(17回)を訪問し、その内の5社の協力を得て、インタビュー調査を実施した。加えて、事例研究の分析の視点を獲得するために、ラインとスタッフ論、プロセス変革論、多角化とグローバル化の組織論に関する文献調査を行った。
交付申請書では、中間的な研究成果を国際学会で発表することを予定していたが、アンケートでサンプル数を思うように増やせていなかったこともあり、国内の研究者および実務家との研究会(10月実施)および韓国・慶熙大学の研究者との意見交換(2月実施)に切り替えた。
アンケートの協力依頼および結果の分析、事例研究の協力依頼および実査(一部は研究分担者も実施)、研究会および意見交換、各種調整は主に研究代表者が行い、文献調査と議論を研究代表者と研究分担者が共同で実施した。研究代表者と研究分担者の打ち合わせは3回実施した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成27年度の初めに立てた研究計画からの遅れはなく、順調に進んでいる。

Strategy for Future Research Activity

アンケートについては、当初目標としていた40社に達したが、得られたデータはまだ理論的飽和に達しているとは判断できない。よって、サンプル数を増やすために、平成28年度も継続する。
事例研究については、現在5社の協力を得ているが、10-15社に増やしたい。詳細なデータ提供を求めるため、訪問・説明後に辞退される場合も多いが、訪問時の情報交換で分析のヒントを得られることも多く、平成28年度も積極的に協力依頼の訪問を重ねたい。

Causes of Carryover

アンケート調査でサンプル数を思うように増やせていないこともあり、予定していた海外での学会発表ではなく、国内の研究者および実務家との研究会および韓国の研究者との意見交換に切り替えた。前者は非常に有効であり、3年目も実施したいと考えているため、人件費・謝金に10万円を残しておきたい。また、後者のような海外研究者との意見交換も継続したいと考えており、旅費に15万円を確保したい。また、アンケート調査については、当初は2年目で終了する予定であったが、サンプル数を増やすために、3年目も継続する。その分で、旅費に15万円、謝金に5万円を残しておきたい。さらに、アンケートや事例研究に協力していただいている企業や企業紹介、研究成果へのコメントなどでお世話になっている研究者に対するフィードバックとして、研究成果をとりまとめた報告書を作成して配布したいと考えている。その分で、印刷・通信費に5万円を当てたい。

Expenditure Plan for Carryover Budget

上記の理由にもとづいて、旅費に30万円、謝金に15万円、印刷・通信費に5万円をあてる。

Research Products

(1 results)

All 2016

All Journal Article (1 results) (of which Acknowledgement Compliant: 1 results)

  • [Journal Article] SCM推進部門の役割を分析する視点:ラインとスタッフ論とプロセス変革論からの知見2016

    • Author(s)
      中野幹久・松山一紀
    • Journal Title

      京都マネジメント・レビュー

      Volume: 28 Pages: 19-38

    • Acknowledgement Compliant

URL: 

Published: 2017-01-06  

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