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2014 Fiscal Year Research-status Report

世界不況下の地域産業・企業のイノベーション動向に関する社会学的研究

Research Project

Project/Area Number 26380676
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

藤井 史朗  静岡大学, 情報学研究科, 教授 (00145971)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywordsイノベーション / 浜松 / 製造業 / 中小企業 / ソーシャルイノベーション
Outline of Annual Research Achievements

平成26年度は、申請した研究計画に基づき、主に浜松市の機関と企業を対象としたイノベーションについての調査と、東京におけるイノベーションと「ソーシャルマーケティング」についての企業調査を実施した。
①浜松市を対象とした調査としては、浜松市役所、浜松商工会議所、浜松イノベーションキューブ等の機関調査、製造業その他機関9社についての調査を実施し、調査結果の一時的分析を行った。
②マーケティング領域におけるイノベーションともいえる「ソーシャルマーケティング」とCSRについて、東京の2社、2機関に対するインタビュー調査と、『CSR企業総覧2014』掲載企業のうち200社に対するアンケート調査を行い、38社からの回答を得て、一次的な分析を行った。
これらの調査により、①浜松地域の特に輸送用機器製造業などの、リーマン・ショック以降の動向とイノベーションの関係・方向性について、いくつかの特徴的事実をつかむことができ、また、②企業のCSR事業は、なお大筋としては、社会貢献によるソーシャルマーケティングの地平からは端緒的であることなどを確認することができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

浜松をフィールドととするイノベーション調査の機関調査や主な企業へのインタビュー調査などは実施し、イノベーションをめぐる基本事象や今後の検討方向を見出すことができた。また、日本の大手企業のCSRをめぐる配布調査で、38社の回答を得ることができた。しかし、当初予定の豊橋に対する調査は、平成27年度以降にずれ込み、実施できなかった。

Strategy for Future Research Activity

①豊橋市を対象とするイノベーションについての機関調査、企業調査を実施する。
②飯田市を対象とするイノベーションについての機関調査、企業調査を実施する。
③浜松市における平成26年度調査、及びそれ以前の同趣旨の調査結果を参照しつつ、浜松市のイノベーションの現状について整理し、より多くの企業に対する配布調査や、特徴的企業へのインタビュー調査を実施する。
④イノベーションをめぐる、技術者・開発者など従業員の関わりについての分析方法を整理し、具体的なインタビューを実施する。

Causes of Carryover

初年度の調査結果についての報告書作成が遅れ、印刷費の支出がなかったこと、また、豊橋調査の実施が次年度にずれ込み、旅費等の使用がなかったことにより、残額が生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成27年度は、2年次分の調査結果についての調査報告書の作成、及び、豊橋市、飯田市など旅費が発生する地域への学生を連れての調査を実施するため、これらの経費を必要とする。

URL: 

Published: 2016-05-27  

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