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2015 Fiscal Year Research-status Report

やりとりの中で生じるネガティブ感情を如何に処理すれば,知の協同構成を促せるか

Research Project

Project/Area Number 26380890
Research InstitutionKyoto Tachibana University

Principal Investigator

奈田 哲也  京都橘大学, 健康科学部, 助教 (20567391)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords協同活動 / 感情 / 知識獲得
Outline of Annual Research Achievements

2015年度は,「やりとりの中で生じるネガティブ感情を如何に処理すれば,知の協同構成を促せるか」という研究目的を達成するため,他者とのやりとりの中でネガティブ感情を生起させる手続きの明確化を行った。具体的には,ポジティブ感情は,他者の言動を賞賛するということを通じて生起させていたため,ネガティブ感情は,他者の言動を否定することで生起させることにした。その際,あまり強く否定することがないようにし,個の中に生起する感情がある程度のものになるようにに努めた。また,個の中にネガティブ感情を生起させることになるため,この感情価の回復の手段についても明確にした。これは,個に楽しい映像を見せたり,漫画を読ませることで回復することにした。上記のように,2015年度は,手続きを明確にすることに終始しており,実際に実験を行ったわけではなかった。実際に実験を行うことになるのは本年度になる。また,個の中にネガティブ感情を生起させるという側面から,倫理的配慮が必要と考え,現在は,所属している学校における倫理審査を受けている途中である。
また,2015年は,実験の一部を学会で発表し,他の研究者と交流を行った。この交流で得た知見を実際の手続きに組み込むことができたので,有意義なものであったと言えよう。さらに,研究知見を広く公表するため,これまでの一連の研究を書籍にするべく,研究のまとめを行っている。こちらも2016年度には書籍化できるよう色々進めている段階である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

1年目に職場が変わったことを受け,進捗状況が遅れたことをを挽回できないままであったため。

Strategy for Future Research Activity

実際に実験を遂行する。また,当初の研究では計画していた個人差は余裕があればとる予定である。

Causes of Carryover

計画の遅れから2015年度中に実験を行えなかったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

2016年度は実際に実験を行うため,機器であったり,分析ソフトなどが必要になるため,これに使用する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 他者との社会的関係性が やりとりに及ぼす影響は性別で如何に異なり,知識獲得の程度を異ならせるか2015

    • Author(s)
      奈田哲也
    • Organizer
      日本社会心理学会
    • Place of Presentation
      東京女子大学
    • Year and Date
      2015-10-31 – 2015-11-01

URL: 

Published: 2017-01-06  

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