2015 Fiscal Year Research-status Report
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26380997
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
八木 昭宏 関西学院大学, 応用心理科学研究センター, 客員研究員 (50166477)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浮田 潤 関西学院大学, 文学部, 教授 (30299044)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 脳波 / 心理生理計測法 / 事象関連電位 / 環境評価 / 光刺激 / 音刺激 / 多人数 |
Outline of Annual Research Achievements |
多人数の脳波を同時計測し加算平均するプログラムを作成し、被験者間のデータをリアルタイムで解析するシステムを開発することが研究全体の目的である。多人数の脳波を同時計測し、加算平均するためのプログラムの最初の試作品を作成した。懸案であった音刺激に関しては、全方向スピーカーを購入し機能のチェックを行った。視覚刺激に関しては、画像刺激と言語刺激を選定中である。8月20-21日には、京都での照明システムに関する日中韓国際会議から特別講演の招待を受け、光と音など様々な環境下での心理生理学的計測法に関する研究成果を紹介した。脳波などの計測部に関しては、1月に東京での計測システムのエキスポに参加し、複数の企業の研究者と更なる技術開発に関する討議をおこなった。それを機会に複数の企業の研究者に対する技術指導を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新たな脳電位の解析法の開発を目指している。2015年度に解析用のソフトの概要は完成した。実験で確認する予定であったが、年度末に胃と腸の障害で手術と治療のため入院した為、春休みに予定していた実験を延期している。
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Strategy for Future Research Activity |
脳波の解析ソフトは、ほぼ出来上がっている。本実験では、30人の同時計測を目指しているが、その前段階として、6~8人程度の同時計測でテストし、最終的に、光刺激、画像刺激、動画、音、音声など、様々な条件下で30人の同時計測と解析を目指す。
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Causes of Carryover |
年度末に予備実験を予定していたが、2月に胃腸の障害が見つかり入院を含む2回の手術を受けたため、実験は次年度に延期せざるを得なくなった。その為、被験者謝金に未使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
実験の際、多人数の被験者と、実験補助員が必要であるので、それらの人達への謝金として使用する。 海外の学術誌への投稿の際の、ネイティブチェックと、投稿料に使用する。
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Research Products
(1 results)