2015 Fiscal Year Research-status Report
細胞内輸送の高効率化とゴルジ体構造変化に関わるゴルジンタンパク質の機能解析
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26440055
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
佐藤 あやの 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授 (40303002)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ゴルジ体 / 細胞内輸送 / 阻害剤 / 電子線トモグラフィー |
Outline of Annual Research Achievements |
小胞体内で作られた成長因子、ホルモン、分泌酵素類や、受容体類は、ゴルジ 体へ運ばれ、それぞれの目的地へと輸送される。このような細胞内輸送は、生 命活動維持に必須である。申請者らは、ゴルジ体のゴルジンタンパク質群の一 つである Giantin をノックダウンすることにより、ゴルジ体のスタック構成が 変化し、また分泌酵素の輸送が高効率化することを見出した。これらの結果を ふまえ、そして細胞内輸送の高効率化の原因を明らかにするため、本研究では、 ゴルジ体の構造が輸送能に影響を及ぼすという仮説を立て、ゴルジ体の形状や 細胞内輸送観察と分子生物/生化学的な実験により、これを検証することを目的とし、今期は、以下の研究を行い、成果発表を行った。1) 電子線トモグラフィのデータ収集と解析、2) 新規分泌阻害薬の特徴付け。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2015年10/28に出産し、出産後8週間の産後休暇を取ったこと、その後保育施設が見つからなかったため、時短を強いられたため
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Strategy for Future Research Activity |
以下を、期間内に行いたいと考えている。1) 新規分泌阻害剤とその阻害メカニズムの解明に関する論文を投稿すること 2) 電子線トモグラフィーの作製
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Causes of Carryover |
出産による休暇があったため、研究に遅れが生じたため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
遅れた分の実験を遂行するために使用する
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Remarks |
websiteは整備中
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Research Products
(20 results)