2015 Fiscal Year Research-status Report
臓器セシウム蓄積に関わる細胞膜セシウム輸送経路の解明
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26460299
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
挾間 章博 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60218394)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三宅 将生 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (00381385)
小林 大輔 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (40528080)
勝田 新一郎 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (80285022)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | セシウム / HeLa / 細胞増殖抑制 / 輸送体 / トランスポータ / チャネル |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、昨年得られたCs+イオン添加によるHeLa細胞における細胞増殖抑制の結果と細胞内Cs+イオンの流入についての論文を海外学術誌に投稿した。レフェリーからCs+イオンの定量についての改善を求められた。キャピラリー電気泳動法を行う前の細胞処理方法によって細胞内イオン濃度が大幅に変化することを突き止め、処理方法の改善を行うことにより、Cs+イオンの細胞内流入についてより正確な情報を得ることが出来るようになった。その結果にもとづいて、改訂した論文を投稿予定である。キャピラリー電気泳動法が確立したことにより、RIを用いた実験については実施しない方向で研究を進めることとした。Cs+イオンを輸送する輸送体の候補について、現在、様々な種類のトランスポータ・イオンチャネルの発現について、数種類の細胞株を用いて調べている。それらの細胞株は、Cs+イオンによる細胞増殖抑制効果が異なることから、その効果と輸送体の発現を関連付けることにより、Cs+イオンを輸送する輸送体を絞り込む予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
Cs+イオンを透過する輸送体の候補となる分子が予定より多く見つかったため、絞り込む作業に時間がかかっている。投稿した論文がまだアクセプトされていないことから、その改訂に時間がかかっている。
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Strategy for Future Research Activity |
なるべく早く最初の論文のアクセプトを目指し、Cs+イオンを透過する輸送体についての論文作成にとりかかる予定である。
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Causes of Carryover |
キャピラリー電気泳動法を用いたCs+イオン濃度測定について、投稿論文の査読結果に従った追加実験並びに条件検討を行う必要があり、その結果、分子生物学実験を行える時間が少なくなり、分子生物学実験に用いる試薬や、細胞培養に必要な培地・血清の使用する分量が減った。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度に持ち越されたセシウム輸送体の候補の同定に必要な分子生物学的実験を行うための試薬と細胞培養に必要な培地・血清の購入に利用する。
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Research Products
(1 results)