2016 Fiscal Year Annual Research Report
Association of alpha-klotho and angiopoietin-like protein 2 with mortality in the younger elderly
Project/Area Number |
26460760
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
鵜川 重和 北海道大学, 医学研究科, 助教 (40706751)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川村 孝 京都大学, 環境安全保健機構, 教授 (10252230)
若井 建志 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (50270989)
玉腰 暁子 北海道大学, 医学研究科, 教授 (90236737)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 高齢者 / 長寿 / コーホート研究 / 生活習慣 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、α-Klotho蛋白質は抗老化ホルモン、Angiopoietin-like protein 2(Angptl2)は慢性炎症の指標として注目されている。しかし、ヒトにおいて長寿との関連やそれぞれの蛋白質増減にかかわる生活習慣については未だ明らかでない。そこで、本研究は、「NISSIN Project」コーホート研究を用いて、血中α-Klotho蛋白質およびAngptl2の長寿マーカーとしての意義を検討した。血液検体が得られた2,851人をコーホート登録年度と性別で層化し、各層で対象者の25%にあたる714(男性360、女性354)人をサブコーホートとしてランダムサンプリングした。次いで、登録から2015年末までの死亡者374(男性257、女性117)人を抽出した。サブコーホートにおけるα-Klotho蛋白質およびAngptl2濃度の中央値(25-75パーセンタイル)はそれぞれ、670(540.0-883.5) pg/mL、3.76(3.07-4.57) ng/mLであった。サブコーホート714人、死亡者374(サブコーホートとの重複88)人の計1,000人を解析対象者として、α-Klotho蛋白質およびAngptl2と総死亡との関連を検討した。解析には、Weighted Cox proportional hazard modelを用いた。その結果、Angptl2濃度が高くなるにつれて総死亡リスクが上昇する傾向を認めた。一方、α-Klotho蛋白質濃度と総死亡リスクとの間には関連を認めなかった。
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Research Products
(9 results)