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2014 Fiscal Year Research-status Report

心臓周囲脂肪の炎症が心筋ミトコンドリア機能に与える影響

Research Project

Project/Area Number 26461090
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

山本 平  順天堂大学, 医学部, 准教授 (70301504)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松下 訓  順天堂大学, 医学部, 准教授 (20407315)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords糖尿病 / ミトコンドリア機能
Outline of Annual Research Achievements

本研究は糖尿病そのものが脂肪組織のミトコンドリア機能にどのような影響を与えるのかを検証するものである。まず、雄性のC57/BL6マウスにストレプトゾトシンを腹腔内投与することにより糖尿病マウスを作成する。比較対照群として同容量の生理食塩水をとうよした非糖尿病(正常)マウスを作成する。作成後28日後において、小動物用エコーを用いて心機能を測定。糖尿病群において収縮障害がどの程度進行しているかを比較検討する。心エコー終了後に、深麻酔下にて皮下および心臓周囲の脂肪組織をそれぞれ採取し市販のカラムキットを用いてmRNAを抽出。2stepのPCR法にて脂肪組織に含まれる炎症サイトカインを比較検討する。次いで、左室心筋を取り出し、ミトコンドリアを抽出する。心筋細胞内に含まれているミトコンドリア量を定量化するとともに、組織のミトコンドリア酸素取り込み量をキットを用いて測定、ミトコンドリアの量と機能を定量化する。
現在のところ、5匹において正常マウスの心機能を計測し、組織採取を行っている段階である。また併せて、心臓手術時に切離されるヒト心房筋を採取、心房周囲脂肪の炎症の解析および心筋細胞の組織解析用の試料を作成中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初の予定と順序は前後しており、動物モデル作成に先立ち、ヒト組織の採取を中心に行っている。現在糖尿病および非糖尿病を含めて約50症例分の心房筋組織が採取されている。

Strategy for Future Research Activity

得られたヒト心房筋周囲の脂肪よりmRNAを抽出しcDNAを作成、PCRを行い脂肪に含まれる炎症性サイトカインの量を、糖尿病群、非糖尿病群に分けて比較検討する。さらに糖尿病群はインスリン使用群と非使用群にさらに分類する。次いで、心房の外膜および内膜を剥離、筋肉層のみを用いて染色用試料とするとともにミトコンドリアのみを市販のキットを用いて抽出する。得られたミトコンドリアの組織当たりの分量を測定、糖尿病においてミトコンドリア含有量がどの程度変化しているかを非糖尿病群と比較検討するとともにミトコンドリアの酸素消費量をそれぞれ測定、ミトコンドリア機能にどの程度影響を与えているかをさらに検討する。
また同時に糖尿病マウスを作成し、心機能測定、脂肪組織解析および心筋に含まれるミトコンドリア解析を同時に行う予定である。

Causes of Carryover

昨年度中に作成する予定であった糖尿病モデルの解析にまで至っていないため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

糖尿病モデル作成のための動物の購入・管理などに使用する計画である。

URL: 

Published: 2016-05-27  

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