2016 Fiscal Year Annual Research Report
Predicting treatment effect and prognosis by using IVIM
| Project/Area Number |
26461831
|
|---|
| Research Institution | Sapporo Medical University |
|---|
Principal Investigator |
畠中 正光 札幌医科大学, 医学部, 教授 (40253413)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玉川 光春 札幌医科大学, 医学部, 講師 (80217174) [Withdrawn]
河合 有里子 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (70404712) [Withdrawn]
荒谷 和紀 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (00404715) [Withdrawn]
中田 健生 札幌医科大学, 医学部, 助教 (50457719)
黒瀬 誠 札幌医科大学, 医学部, 講師 (60404696)
中村 和正 浜松医科大学, 医学部, 教授 (20284507)
吉浦 敬 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (40322747)
山 直也 札幌医科大学, 医学部, 講師 (20404709)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
| Keywords | 再現性 / 頭頸部癌 / MRI / DWI / ADC / IVIM |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
現在までのところ頭頸部がん28症例の登録を行っている。データを詳細に解析してみると、voxel baseでD・ D*・ F値を計算した場合、MPGの印加方向の違いによって値にかなりの違いが生じていることが分かった。また、低いb値ではMPGが強くなると信号強度が上昇するためD*がマイナス値になってしまうvoxelが相当の割合で生じていることも分かった。更に詳しく解析してみたところ、偶々同一ポジションで2回続けて撮像した場合でも計算される腫瘍部の拡散パラメータにかなりのばらつきが生じていることが分かった。
頭頸部癌の場合、周囲に空気が存在することが多いためにDWIでartifactが生じやすく、この事が原因でvoxel-baseのADC値の再現性が低くなっている可能性が考えられたので、頭頸部以外の領域でのvoxel-baseのADC値の再現性を検討した。MRI検査の良い適応である子宮癌および前立腺癌のMRI検査の際に2回連続してDWIを撮像しvoxel-baseのADC値の再現性を評価した。
子宮癌9例（頸癌5例、体癌4例）ではADC medianのBland-Altman plotの95% confidence intervalは-9.0～+10.8%、ADC meanは-7.6～+8.7%と比較的高い再現性を示した。しかし、ADC skewnessおよびkurtosisでは±1000%および±360%と殆ど再現性はないといっても良いほどの結果となった。子宮の撮像の場合NEX=1に設定したためにこういった結果が生じた可能性もあるので前立腺癌でも同様の研究を行った。前立腺癌11例で試したところ、Bland-Altman plotの95% confidence intervalはADC median、mean、skewness、kurtosisで-10.0～+11.5%、-8.7～+10.2%、-558～+389%、-1572～+1069%と、子宮癌の場合と同様、ADC medianおよびmeanでは高い再現性を示したがADC skewnessおよびkurtosisでは再現性は認められなかった。これらの結果は2017年のヨーロッパ放射線学会および国際磁気共鳴医学会にて発表した。
|
