2015 Fiscal Year Research-status Report
ヒト乳幼児モデルの真猿類マーモセットにおける成長発育と摂餌、咀嚼、嚥下機能の発達
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26463107
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
ゼレド ジョージ 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 非常勤講師 (10363459)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
粂井 康宏 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 講師 (30161714)
長谷川 克也 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 開発員 (30425780)
馬場 麻人 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (90251545)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | コモンマーモセット / 成長・発育 / 小児歯科 / 顎口腔機能 / 咀嚼 / 嚥下 / 発声 / 乳幼児モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
マーモセットの交配、妊娠と出産、新生児~乳幼児期の顎口腔機能のデータについて、基本的に雌雄4対の交配ペアから、7~8月にかけて計10頭の出産に成功した。誕生後、最初の3ヶ月は週2~3回の頻度で、その後6ヶ月にかけては週1~2回の頻度で、3次元X線動画撮影を主体として、成長にともなう顎口腔機能の発達状態に関する以下の情報を網羅的に取得した。 1. 頭蓋および顎顔面の成長発育:脳頭蓋の成長、頭蓋冠と頭蓋底の成長、 顔面頭蓋の発育、そして縫合部の成長(幅、深さ、高さ)に関する情報を取得した。上顎の成長では縫合部での成長、骨の添加吸収による成長、そして下顎の成長については下顎頭、下顎枝、下顎骨体、歯槽突起に関する情報を取得した。 2. 歯の発育と生え変わり:歯の形成については乳歯と永久歯の形成順序および歯の萌出については乳歯の萌出時期と順序、永久歯の萌出時期と順序に関する情報を取得した。 3. 歯列および咬合の発育:無歯期および乳歯列完成前では上下顎歯槽堤および歯の対合関係、歯列弓の成長、さらに乳歯列期では歯列弓の形態、霊長空隙および発育空隙、歯列の成長に関する情報を取得した。 4. 摂餌・口腔機能の発達:離乳期で哺乳吸啜~固形食咀嚼への変化および乳児型嚥下~成熟型嚥下への変化に関する情報を取得した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
研究代表者が、マーモセット飼育場の近辺に6ヶ月間滞在し、マーモセットの成長発育状態を常時観察することができ、状況変化に応じて臨機応変にデータを取得することに成功したため。
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Strategy for Future Research Activity |
予定通り、最長1年目までの成長発育にともなう、コモンマーモセットの顎口腔機能の発達を追跡観察し、当該研究を完了する。
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Causes of Carryover |
分担研究者への配分金(基金)が一部使用されずに持ち越しになっている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度の実験参加費として使用する予定である。
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Research Products
(1 results)