2016 Fiscal Year Research-status Report
がん患者の就労に伴う健康問題の解決を促す看護ケア指針の開発
Project/Area Number |
26463356
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
岡本 明美 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (20456007)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮津 珠恵 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (20638100)
眞嶋 朋子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50241112)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 看護学 / がん看護 / 就労支援 / 就労がん患者 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年4月~7月は研究代表者の体調不良により、研究活動を一時中断していたが、平成28年8月より再開し、以下の2点の研究に取り組んだ。 1.外来で放射線療法を受ける就労がん患者の役割遂行に伴う健康問題と取り組みを明らかにするインタビュー調査について データ収集先である国立がん研究センター東病院の事情により、研究活動が停滞していたが、平成28年8月に倫理審査委員会から承認を得ることができた。しかし、平成28年9月~11月に研究対象候補者を紹介していただく予定の放射線科医師とデータ収集の打ち合わせを行う過程で、医師の協力を得ることが困難となったため、平成28年12月に国立がん研究センター東病院での研究活動を断念した。平成29年1月~2月、研究に協力していただける施設を探したところ、順天堂大学医学部附属浦安病院の放射線科医師の協力を得ることができたため、次年度、データ収集ができるよう、平成29年3月は倫理審査の準備を行った。 2.がん診療連携拠点病院に勤務する看護師によるがん患者への就労支援に関する実態を明らかにする質問紙調査について 平成28年8月~10月、質問紙の精練を行った後、順天堂大学医療看護学部研究等倫理委員会の審査を受け、平成29年11月に承認を得た。平成28年12月~平成29年1月、がん診療連携拠点病院への研究協力依頼書、看護師に郵送する研究協力依頼書、質問紙等の準備を行った。平成29年1月下旬、全国396ヶ所のがん診療連携拠点病院の看護部長に、本研究への協力を依頼した。研究への参加に同意した121病院、6,311名の看護師に質問紙を配布していただいた。平成29年3月現在、2,974通の質問紙が返送され、分析のためのデータ入力を随時行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成26年度内に実施を予定していた外来で放射線療法を受けている就労がん患者に対するインタビュー調査は、国立がん研究センター東病院の協力を得ることができなくなった。そのため、協力を得ることができる施設を探すこととなった。 また、研究代表者の体調不良により平成27年度から平成28年度にかけての約半年間、研究活動ができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
インタビュー調査は、順天堂大学医学部附属浦安病院の放射線科医師の協力を得ることができたので、早急に倫理審査を受け、承認を得られ次第、データ収集を開始する。 質問紙調査は、データ入力と分析を行い、得られた結果をもとに、がんの急性期医療に携わるジェネラリスト看護師ががん患者への就労支援を行うためのプログラムを作成する。 研究活動が予定より大幅に遅れているため、研究期間の延長を検討している。
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Causes of Carryover |
就労がん患者に対するインタビュー調査ができなかったため、テープ起こし代を使用しなかった。質問紙は、料金後納郵便で回収したが、まだ、回収途中であるため、一部の郵便代・データ入力代を使用しなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
(1)インタビュー調査のテープ起こし代 (2)質問紙調査の郵送代・データ入力代 (3)国内の関連学会における知見収集に対する交通費・学会参加費
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