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2016 Fiscal Year Research-status Report

難治性疾患をもつ子どものQOLと支援

Research Project

Project/Area Number 26463581
Research InstitutionKonan Women's University

Principal Investigator

牧野 裕子  甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 准教授 (30290365)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 新井 香奈子  園田学園女子大学, 健康科学部, 教授 (00364050)
石田 宜子  兵庫大学, 健康科学部, 教授 (70290369)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2018-03-31
KeywordsQOL / 子ども / 慢性疾患 / 難治性疾患 / アトピー性皮膚炎 / KIDSCREEN
Outline of Annual Research Achievements

本研究における当該年度の実施状況は、疾患群のデータ収集と平行し、性別および年齢をマッチングした対照群との比較による疾患群の患児のHealth Related Quality Of Life(以下HRQOL)特性と、これらに影響を与える要因について分析に取り組んだ。
本研究は、対象者のHRQOLといった主観的要素を測定し分析するものであるため、客観的データとなる血液検査等の実施タイミングとあわせた調査実施を試みていることから、回収数が増えにくい状況にあるが、現時点で回収できたデータの解析結果について国内学会において成果発表を行う予定である。
現時点におけるデータ分析では、HRQOLの要素である「全般的な気分と感情」と「身体活動と健康」の2項目について疾患群においてHRQOLの有意な低下がみられた(p<0.01)。さらに疾患による症状やこれらが日常生活に与える影響などとの関連をみると、「全般的な気分と感情」は、主治医により重症と判定された部位や、疾患からくる症状について「恥ずかしさ」を感じている者の2群で、「身体活動と健康」では「合併症」がある者と「勉強への影響」があると感じている者の2群において低HRQOLとの有意な関連がみられた。
一方複数のHRQOL項目の低下と有意な関連がみられた項目は、「外出・遊びへの影響」を感じている者の群および「恥ずかしさ」を感じている者の群であった。
本研究結果の精度をより高めるため、引き続きデータの集積と詳細な解析に努めたいと考える。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本研究は調査対象者のHRQOLといった主観的要素を測定し分析することから、客観的データである血液検査の実施タイミングとあわせて自記式質問紙調査を実施したいと考えることから、回収数が増えにくい状況となっている。
本研究の精度を高めるため、引き続きデータの集積に努めたいと考える。

Strategy for Future Research Activity

データ解析を通してHRQOL低下防止のための支援の在り方について検討を重ね、学会報告および学会誌への投稿準備を予定している。

Causes of Carryover

次年度利用額が生じた理由は、データが遅れたことから、当該年度に予定していた成果発表が次年度での実施となり繰り越されたためである。

Expenditure Plan for Carryover Budget

次年度は、データ収集と平行し、国内学会発表および海外誌への投稿準備を予定しており、これらにかかる経費として充当したいと考える。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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