2014 Fiscal Year Research-status Report
ソーシャルコミュニティデザイナ人材育成プログラムの開発と評価
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26560128
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
山根 信二 岡山理科大学, 総合情報学部, 講師 (60325925)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玉木 欽也 青山学院大学, 経営学部, 教授 (40188420)
齋藤 長行 ビジネス・ブレークスルー大学, 経営学部, 講師 (50454187)
権藤 俊彦 青山学院大学, 付置研究所, 研究員 (30468425)
新目 真紀 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構職業能力開発総合大学校(能力開発院、基, その他部局等, 助教 (40626123)
長沼 将一 青山学院大学, 付置研究所, 研究員 (70534890)
半田 純子 埼玉工業大学, 人間社会学部, 非常勤講師 (90531301)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ソーシャルコミュニティデザイナー / デジタルコンテンツアセッサ / 資格認定 / コンピテンシ・ディクショナリ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではソーシャルメディア/デジタルコンテンツの適切な利用環境をデザインしさらにアセスメントできる専門家を「ソーシャルメディアデザイナー」として定義した.この新たな人材像をベースとした次世代人材育成プログラムを平成26年度に確立することができた. 【1】コンピテンシの体系化にもとづく人材育成プログラムの開発と領域横断型授業の実施 ソーシャルメディアデザイナに必要なコンピテンシを定義し,ユーザーレベルの3級、マネージャーレベルの3級、エキスパートレベルの1級におよぶ体系化を行った.このコンピテンシ・ディクショナリをもとに大学で学ぶべきコアカリキュラムを設計し,青山学院大学ヒューマン・イノベーション研究センターおよび関連学部で「ソーシャルコミニティデザイナー育成プログラム」科目群の授業設計および開講を実施した. 【2】 産学による成果の戦略的な共有と評価 「ソーシャルコミュニティデザイナー育成プログラム」を履修した学生に対して,外部機関より資格認定が行われた.一般社団法人インターネットコンテンツ審査監視機構(I-ROI)はインターネットやソーシャルメディアの活用能力(リテラシー)育成を目的とした「デジタルコンテンツアセッサ」(DCA)資格制度を開始しており,青山学院大学の「ソーシャルコミュニティデザイナ育成プログラム」の内容が「デジタルコンテンツアセッサ」資格3級に認定された.これを受けて,平成25年度には「ソーシャルコミュニティデザイナ育成プログラム」を履修した青山学院大学の学生のうち希望者17名がDCAより第1期のDCA3級資格を認定された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
青山学院大学での教育プログラムの開発および実施は計画通りに進められた.資格認定者の人数は多いとは言えないが,プログラム一期生が外部専門団体による資格を認定されたことで,本プログラムが全国的なモデルになることを示しており,想定以上の成果を得たと言える. その一方で,研究分担者の転出により青山学院大学で行われる作業の一部が残ったため,来年度実施分にまわすこととした.
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は授業実践についての評価と,通常授業形式以外のエクステンションプログラムや高度なeラーニング化について研究を進める.そしてソーシャルメディアを活用した授業実践についての評価などを明らかにしていく計画である.
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Causes of Carryover |
旅費については,学会が近郊で開催されたことによる未処理が発生した.さらに,分担者が兼務先を転職したために実施する予定だった予算事業のうち未処理分が発生し,その分を来年度にまわすこととした.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
旅費の繰越分については,成果発表を積極的に行う.転職のために予算未処理となった研究分担者は,あらためて転出先の研究機関より青山学院大学での事業に参加し,昨年分の未処理の予算と今年度分の作業をあわせて執行する.
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Research Products
(11 results)