2016 Fiscal Year Annual Research Report
Regulation of protein metabolism and muscle mass in hibernating bears: an attractive model of muscle atrophy resistance.
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26560369
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| Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
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Principal Investigator |
宮崎 充功 北海道医療大学, リハビリテーション科学部, 准教授 (20632467)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 冬眠 / ツキノワグマ / 骨格筋 / 廃用性筋萎縮 / 次世代シークエンス / 寝たきり |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では「冬眠」を長期間の身体不活動モデルと定義し、長期間の不活動状態を経験するのにも関わらず骨格筋の萎縮や弱化を呈さないという生命現象について、冬眠動物がどのような生物学的戦略を用いて適応しているのか、その分子基盤を明らかにすることを目的としている。
H28年度の研究実績の概要としては、前年度（平成27年度）までに得られた冬眠誘導性遺伝子の網羅的解析データについて、さらなる詳細な分析および候補遺伝子の機能解析を行った。具体的には、活動期（7月-8月）および冬眠期（1月-2月）における複数同一個体のツキノワグマから生体組織（骨格筋、脂肪および肝臓）を採取し、各組織から抽出したRNAを用いて次世代シーケンサーを使用した網羅的遺伝子発現解析のデータを得た。さらに得られたデータに対してバイオインフォマティクス手法を応用し、各組織における冬眠誘導性発現変動遺伝子の候補を同定した。またその中で、いくつかの候補遺伝子については、培養細胞を用いたin vitro 機能解析およびマウス骨格筋への遺伝子導入（エレクトロポレーション法）を用いた in vivoでの機能解析を行った。これらの研究結果の一部については、平成28年度では原著論文1編および国際学会シンポジウム招待講演1件（筆頭演者）において研究成果を発表した、また現在も、これまでの研究成果にさらなる解析結果を加え、原著論文としての投稿準備を進めているところである。
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