2016 Fiscal Year Annual Research Report
Practice of TBL using the tablet-type device and moodle as interactive learning tool
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26670259
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
今西 宏安 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (60340957)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成瀬 均 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (00208092)
高橋 敬子 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (50309449)
鈴木 敬一郎 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70221322)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | TBL / moodle / タブレット端末 / 症候学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本学では症候学の授業をmoodleとタブレット端末を利用したTBL形式(以下TBLという)で行っている.本学の学生がTBLをどのようにとらえて受け入れているかについて検討した. 平成27年度から28年度にTBLによる症候学の授業(計16症候/16ユニット)を受けた4年生116人にアンケート調査を行った.また平成28年度にこの授業(計8症候/8ユニット)を受けた3年生116人に対しても同様の調査を行った. アンケート結果:1)「通常の講義型の授業と比べてTBLによる授業は学習効果があった」と答えた学生は4年生 75.7% (84/111),3年生 64.9% (74/114)であった.2) 症候学のテーマで通常の講義型の授業とTBLによる授業が選択科目にあるならどちらを選ぶか,という質問に対して,「講義を選ぶ」は4年生23.4%(25/107),3年生36.4%(40/110): 「TBLを選ぶ」は4年生51.4%(55/107),3年生34.5%(38/110):「どちらとも言えない」4年生25.2%(27/107),3年生29.1%(32/110)であった.TBLを選ぶ理由として,記憶に定着する,参加している感じになる,座学だけでは刺激がないなどの意見があり,講義を選ぶ理由として,多くの知識が得られる,効率的,TBLに不満(予習資料、討論,授業の進行,評価)などの意見があった. TBLでは予習,試験,討論,発表,タブレット型端末の操作,ピア評価などの要素のため,「学修効果は感じるが選択はしたくない」という学生の存在は予想されたが4年生ではその割合は少なく,約半数(51.4%)の学生は講義よりもTBLを選択したいと答えた(3年生では34.5%).学生にとってストレスがかかるTBLを選ぶということは,症候学において単位取得だけでなく学修効果を求めているためではないかと考える.一方でTBLよりも通常の講義に学修効果を感じる学生の存在することの認識も重要である.
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Research Products
(1 results)