2016 Fiscal Year Annual Research Report
Mechanical and functional roles of human Achilles tendon during dynamic movements
Project/Area Number |
26702026
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Research Institution | Osaka University of Health and Sport Sciences |
Principal Investigator |
石川 昌紀 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (20513881)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | アキレス腱 / オプティックファイバー / 超音波 / 骨格筋 / ランニング / ジャンプ / フィンランド / フランス |
Outline of Annual Research Achievements |
身体運動では、筋量でパフォーマンスが決定されず,神経系の調整による筋・腱の相互作用によって運動効率やパワーが高まり、その機序の解明が待たれている.本研究では,キーとなる腱機能に焦点をあて,アキレス腱張力とその振る舞いを直接測定や,ヒトの身体運動中のアキレス腱の多様な機能特性の解明を目指した。今年度は、下記の3点に関する研究実績を報告する。 (1)アキレス腱とそのモーメントアームの長さが筋の仕事量を低下させ運動効率に影響を及ぼすことを示し、世界のトップレベルの陸上長距離選手特徴であることを明らかにした。しかしながら、トップ選手だけが特別なトレーニングによって獲得した後天的なものではないことを明らかにし、学術論文1本の掲載、国際会議における招待講演2本、国内・外での発表3本をそれぞれ行った。現在、1本の論文が審査中である。 (2)ヒトの多様な身体運動を可能にする神経・筋腱の機能を明らかにするために、走・跳運動だけでなく泳運動、スキー運動、剣道の打突中の神経・筋腱の振る舞いと、それらの競技選手の筋腱の形態的・力学的特性について明らかにした。研究成果は、学術論文1本が掲載され、国内・外研究発表3本を行った。現在2本の論文が投稿準備と審査中である。 (3)アキレス腱の弾性を利用するために、運動強度やアキレス腱の形態・材質的特徴は重要と考えられる。再断裂のリスクの高いアキレス腱断裂経験者のアキレス腱の異なる形態・材質的特徴から再断裂リスク要因と弾性利用における腱の材質特性について解明した。また、免荷装置を利用し運動強度を調整した結果、免荷に伴い筋やアキレス腱の形態が特異的に変化し、運動中の神経・筋腱の振る舞いへ影響することが明らかとなった。研究成果は、学術論文1本が掲載され、国際会議における招待講演2本、国内・外での発表2本を行った。現在3本の論文が投稿準備中である。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)