2017 Fiscal Year Annual Research Report
Effects of exercise and horticultural intervention on the brain and mental health in older adults with depressive symptoms and memory problems
Project/Area Number |
26702033
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
牧迫 飛雄馬 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70510303)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 認知科学 / 脳・神経 / 健康科学 / 老化 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、軽度記憶低下およびうつ徴候の高齢者を対象としたランダム化比較試験を実施した89名について、介入終了後の事後評価解析、および介入終了1年後の追跡評価を実施した。 2,524名の1次スクリーニング(平成27年度に実施)から介入対象者を選定した。そのなかから294名の潜在的対象を抽出し、研究説明会を経て、取り込み基準に該当して同意の得られた89名が介入研究に参加した。対象者は、講座群29名、運動群30名、菜園・園芸群30名の3群にランダムに割り付けられ、介入前、介入終了後、介入終了6か月後、介入終了1年後に評価を受けた。運動群では、週1回90分の集団での運動教室に参加してもらい、6か月間で全20回のプログラムを提供した。菜園・園芸による介入群では、週1回60~90分程度の集団での菜園・園芸作業を中心に行った。菜園・園芸作業は6か月間で18回のプログラムを提供した。対照となる講座群では、6か月間の介入期間中に2回の講座を行った。有害事象の発生が認めなかった。 最終的に、介入終了後80名(追跡率89.9%)、介入終了6か月後78名(追跡率87.6%)、介入終了1年後67名(追跡率75.3%)の追跡が可能であった。介入の平均参加率は、運動群91.2%、菜園群84.5%であった。介入前と直後でうつ指標のGDS-15に欠損のない80名(平均年齢73.1歳、女性38名)によるpre protocol解析で対照群を参照とした単純対比を行った結果、論理的記憶の即時再生(42.0%改善、p = 0.02)および遅延再生(57.0%改善、p = 0.01)が運動群で有意な改善効果を示し、2分間歩行距離についても運動群で有意に改善していた(6.4%改善、p = 0.02)。菜園群が対照群に比して有意な改善を示す項目は認められなかった。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)