2016 Fiscal Year Annual Research Report
Clinical significance of cancer-related protein expression
Project/Area Number |
26830097
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
河手 敬彦 東京医科大学, 医学部, 助教 (30532303)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 効果予測因子 / 乳がん / 化学療法 / 免疫染色 / DJ-1 / トリプルネガティブ乳癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
乳がんにおけるオーダーメイド医療の確立に向け、当科ではトリプルネガティブ乳がん細胞株と化学療法薬の感受性試験について、これまで行ってきている。本研究の初稿では、癌関連タンパク質DJ-1が術前化学療法の治療効果予測因子となることを報告し、実臨床への応用を視野に、効果予測因子となり得るかを網羅的に解析を進めてきた。特にトリプルネガティブ乳癌に対する治療は、臨床現場でもその治療方針の確立がなされておらず、また、非常に悪性度の高い形態を示すことからも、確固たる治療方針を確立することが期待されている。 我々の報告で、トリプルネガティブ乳癌の術前化学療法の治療効果に関し優位な結果が得られていたことから、これに特化した課題を設定し研究を進めてきた。薬剤添加試験まで進行しており、今後DJ-1との関係を解析していく段階まで進んだ。
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