薄層3次元再構成MRIによる膝関節外側半月板不安定症の画像診断法の確立

2014 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 26861020
• Research Institution: Toho University
• Principal Investigator: 工藤 秀康 東邦大学, 医学部, シニアレジデント (90726291)
• Project Period (FY): 2014-04-01 – 2017-03-31
• Keywords: MRI / 外側半月板 / 膝関節

Outline of Annual Research Achievements

3T MRI及び膝関節専用コイルを用いて撮像条件，観察条件を固定化する検討を行った．薄層とする目的で，撮像スライス厚を1mmに設定し，脂肪抑制PDWIでの撮像を行うことにした．撮像シークエンスは，3D高速スピンエコーシークエンスを使用することとした．外側半月板に損傷の無い症例での検討を行い，外側半月板の支持に影響を与えていると考えられる後外側部の線維組織を観察した．過去の屍体を用いたMRI評価の結果と同等の成績であり，生体での評価としては描出率がよいことが明らかとなった．

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

画像の観察を行うワークステーションが当院での機種の入れ替え時期と重なってしまい，当初，思うように観察ができなかった．また，外側半月板に不安定性のある症例が予測よりも少なかった．

Strategy for Future Research Activity

画像観察を行うワークステーションを固定し，症例を蓄積して，観察する．

Causes of Carryover

当初，撮像した症例を観察するワークステーションが定まらず，画像評価が遅れた．

Expenditure Plan for Carryover Budget

撮像した症例を蓄積し，観察するワークステーション及び方法を固定化し，整形外科とも連絡を蜜にして実際の外側半月板不安定性のある症例を蓄積する．