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2014 Fiscal Year Research-status Report

Muse細胞を用いた内耳の再生

Research Project

Project/Area Number 26861356
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

小泉 優  山形大学, 医学部, 医員 (80723585)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords内耳 / 再生 / 器官培養 / muse細胞 / 有毛細胞
Outline of Annual Research Achievements

本研究ではMuse細胞を用いて、有毛細胞やラセン神経節細胞を再生させることが目的である。in vitro実験系として、ヒトのMSCからMuse細胞を単離し神経前駆細胞の誘導を行っている。FACSによるMuse細胞の単離を行うことができるようになり、qPCRでの神経細胞マーカー、有毛細胞マーカーのプライマーの作成とコントロールの確認を行った。今後は各種成長因子などにより誘導を行い、PCRで解析する予定である。また、in vivo実験系としてMuse細胞を聴力障害モデル動物の蝸牛内へ移植する予定であったが、移植操作が困難であると判断されたため、ex vivoの実験系として蝸牛器官培養の実験系を立ち上げた。ゲンタマイシンで薬剤障害を行い、GFP標識したmuse細胞を共培養することとした。約10日程度の蝸牛培養と、ゲンタマイシン処理による約半数の有毛細胞の障害が可能となっている。今後GFP標識したmuse細胞を共培養を行い、免疫染色による解析を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

in vitro実験系としてmuse細胞の単離と薬剤による誘導、そしてqPCRによる結果解析の系を確立した。また、蝸牛器官培養と薬剤による有毛細胞障害の系を確立した。これらの系により実験を行い、今後は結果の解析を行っていく。

Strategy for Future Research Activity

蝸牛器官培養と薬剤による有毛細胞障害の系では、今のところ10日程度の培養期間が限界であり、それ以上経過すると有毛細胞が自然に脱落してしまう。muse細胞との共培養を行っても、細胞が分化するための十分な期間が得られない可能性がある。技術的な問題もあると思われるが、今後は培養期間を延長するための方法(ディッシュのコーティング方法など)を模索する必要も出てくる可能性がある。

Causes of Carryover

おおむね予定通りの支出であったが、若干の繰り越しを生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

主として培養実験に使用する細胞や培地などの消耗品、及び実験動物の購入に使用する。

URL: 

Published: 2016-06-01  

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