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1985 Fiscal Year Annual Research Report

障害児・幼児教育のための「応答するインテリジェント学習環境室」の総合開発

Research Project

Project/Area Number 59880022
Research InstitutionIbaraki University

Principal Investigator

松村 多美恵  茨城大学, 教, 助教授 (70091866)

KeywordsCAI / コンピュータの教育利用 / ビデオディスク / 幼児教育 / 障害児教育 / 応答する環境 / 教育工学
Research Abstract

昭和59年度は、精神薄弱児養護学校のカリキュラムにおいて特に重要な単元である「宿泊学習」を教材として、レーザ・ビデオディスクを作製し、タッチスクリーン付コンピュータディスプレイ装置を試作開発した。
本年度は、この装置を用いて、実験を行い、その有効性を検討すると同時に、改良すべき点を改良した。実験の結果、以下の点が明らかにされた。
1.被験者は本教材に非常に強い関心を示した。その理由として(1)提示される映像に、被験者自身を含め、親しい友達や担任教師が登場する。(2)タッチスクリーン付モニターテレビが用いられたことにより、家庭や学校のテレビと同じ感覚で緊張することなく映像を見ることができ、反応する際にもその画面の任意の場所を指で押せばよいため、自然な働きかけができた。
2.各被験者の実態を把握し、評価することが可能となった。
3.問題点として、モニターテレビをそのまま被験者に提示したため、障害の重い児童の中には、テレビのつまみやスイッチ等に興味を持ち、触れたり、押したり、あるいは回りしたりといったいわゆる運動の多動性を示し、学習できなかったものもいた。さらに、画面を押して反応する時、テレビが垂直に置かれているため、かなり強い力を必要とした。そのため、途中から反応しなくなる児童もみられた。
第3の問題点を是正するため、本年度は学習者用ブースを作製した。
来年度は、ビデオカメラを購入し、本教材での学習の成果を実際の宿泊場面で検証したい。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 教育工学関連学協会連合全国大会. (1985)

URL: 

Published: 1988-11-09   Modified: 2016-04-21  

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