1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61010029
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小高 健 東大, 医科学研究所, 教授 (00012691)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松島 泰次郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10012759)
豊島 久真男 東京大学, 医科学研究所, 教授 (90029760)
吉田 迪弘 北海道大学, 理学部, 助教授 (60001765)
橋本 嘉幸 東北大学, 薬学部, 教授 (90072412)
佐藤 博 佐々木研究所, 主任研究員 (90072389)
|
Keywords | 研究資材 / 移植腫瘍 / 染色体マッピング / 癌遺伝子 / 化学発癌物質 |
Research Abstract |
本班の目的は、研究資材、情報などを一括して用意して研究者に配布し、各研究者の研究活動の効率を高めようとするものである。本年度の活動状況は次下の通りである。 1.細胞培養用血清:すでに終了した事業であるが、在庫整理のため残っていた古い血清を配布し、その質を検討した。その結果凍結保存数年に及ぶものでも十分に利用できることがわかった。 2.がん細胞の保存と分与:東北大抗酸菌病研究所、佐々木研究所にマウス及びラットの腫瘍株の保存を依頼し、マウス腫瘍9種類(計13件)、ラット腫瘍16種類(計31件)を配布した。 3.ヒト遺伝子マッピング用雑種細胞DNAの供給:パネル細胞系列よりDNAを抽出、保存し、12名に配布した。すでに数名の研究所から問題としている遺伝子の存在する染色体番号が決定したとの報告が入っている。 4.癌遺伝子関係:h-c-erb-B-1(h-EGF-R)、h-c-erb-B-2、h-c-fgr、h-c-myc、のプローブを作成し、6名に対して13サンプルを渡した。 5.その他 「我国で作成されたがん関連モノクローナル抗体」及び「日本で維持されている可移植性腫瘍株一覧表」の改訂については、すでにアンケート調査が終り印刷中である。 癌遺伝子プローブとしてh-c-Ha-ras、h-c-ros-1、h-c-yes-1を、また化学発癌物質としてIQ、MeIQxを委託により作製している。
|