1986 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
61302033
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Research Institution | 東京商船大学 |
Principal Investigator |
飯島 幸人 東京商船大, 商船学部, 教授 (70016921)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜田 悦之 東京水産大学, 水産学部, 助教授 (20017049)
鈴木 裕 東京水産大学, 水産学部, 教授 (30017008)
荒井 郁男 電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (90017400)
鈴木 務 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (10017311)
林 尚吾 東京商船大学, 商船学部, 助教授 (20016968)
大津 皓平 東京商船大学, 商船学部, 助教授 (40016944)
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Keywords | 知能化船 / 無人航行 / 航海 / 航法 / 航路 / 大洋航行 / 衛星航法 / リモートセンシング / 海洋観測衛星 / 乗揚げ / 船位測定システム / 電子海図 / 人工知能 |
Research Abstract |
無人航行システムの研究に関し、大洋および沿岸航行の無人化について概念設計ができた。無人航行の困難さは沿岸航行と荒天中の航行にあり、衝突回避と乗り揚げ回避および的確な海象・気象の情報が収集できることは極めて重要なことである。東京商船大学で新しく建造された練習船を使用して実船実験を実施する計画で準備を進めているが、同船の位置決定システム,衝突予防システム,機関制御システムおよび操舵システム相互間のデータ収集・制御系のソフトウエアの作成を鋭意実施中である。衛星による情報収集系については、去る昭和62年2月に打ち上げられた我国初の海洋観測衛星MOS-1に塔載の各種センサ(MESSR,VTIR,MSR)において、特にMSRデータから海水温度,風等の物理量を推定する際の精度向上に関する検討を行なった。また位置決定システムと乗り揚げ回避の研究については、乗り揚げつまり船舶が海岸線に接する現象を論ずるには、(1)船の位置の測定,(2)海岸線の情報が必要である。(1)については、ロランC,GPSおよびレーダ等の船位測定システムの位置測定精度について検討し、それらの情報からの速度,針路の検出等について検討した。(2)については、いわゆる電子海図、つまりディジタル化された海図の利用法、その表示方法について検討した。その結果、船の移動に併なう表示域の移動のアルゴリズム及び、ジョルダンの法則による船が海上にあるか陸上にあるかの判定方式が確立できた。 船舶の無人航行には船舶をとりまく全ての情報を総合的に評価判断することが重要であり、人工知能による評価判断アルゴリズムについて検討中である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 飯島幸人,林尚吾 他: 高度自動運航システムの研究開発調査研究部会WG11報告書. (1987)
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[Publications] TSUTOMU Suzuki;IKUO Arai: Record of CIE,International Conference on Radar. 215-219 (1986)