1986 Fiscal Year Annual Research Report
占領下における対外関係の自立化過程-GHQ/SCAP文書による実証的研究-
Project/Area Number |
61490022
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
安藤 仁介 神戸大, 法学部, 教授 (20026777)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 修三 神戸大学, 法学部, 教授 (50153193)
三宅 一郎 神戸大学, 法学部, 教授 (60066157)
小原 喜雄 神戸大学, 法学部, 教授 (60108420)
西 賢 神戸大学, 法学部, 教授 (70030608)
五百籏頭 真 神戸大学, 法学部, 教授 (10033747)
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Keywords | 対外関係の自立化 / 対日占領政策の形成と展開 / 占領軍と国際法 / 独占禁止法 / 選挙制度の改革 |
Research Abstract |
この研究は、第二次世界大戦後における日本の対外関係の自立化過程を、連合国の占領政策を軸としながら、最近やっと利用可能になった一次資料に基づいて分析することを意図している。具体的には、占領期におけるいくつかのテーマを選び出し、そのそれぞれについて、占領政策の形成・展開をフォローするとともに、それに対する日本側の主体的なかかわり合いを明らかにしようとする。本年度は、研究全体の基礎作業として、研究代表者が国立国会図書館を幾度か訪れ、現代史室で整理中の米国National Archives関係資料をマイクロ・フィッシュ化した。この資料はすべて、テーマごとに整本して、神戸大学法学部資料室に設置予定の「占領関係資料センター」に保藏する。これと並んで五百籏頭は、占領政策全般に関する資料を編集して、マイクロ・フィッシュに整理した図書を出版した。また安藤は、公職追放,財閥解体,農地改革等の占領政策が私有財産に与えた影響に着目し、これを占領軍の私有財産に対する介入という視点から、国際法的に分析する論文を発表した。ほかに小原は、独占禁止法制定過程の日独比較研究をすすめ、他の研究分担者もそれぞれのテーマに関する資料を検討中である。なお大学院生(神戸大学大学院法学研究科博士課程在籍)の福永文夫は、研究補助者としてこの研究に加わり、五百籏頭の指導のもとに、占領期における選挙制度の改革について論文を発表した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 安藤仁介: Kobe University Law Journal. 19. 1-63 (1987)
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[Publications] 福永文夫: 神戸法学雑誌. 36. 403-458 (1986)
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[Publications] 五百籏頭真: "Occupation of Japan 1942-1945" 丸善書店, (1987)