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1986 Fiscal Year Annual Research Report

置換ゼオライトの布への付着に関する研究

Research Project

Project/Area Number 61580079
Research InstitutionKanto Gakuin Women's Junior College

Principal Investigator

渡辺 紀子  関東学院女短, その他, 教授 (40079421)

Keywordsゼオライト付着量 / 付着脱落平衡実験 / 二次粒子径 / 粒子分散液 / 硬水 / 置換ゼオライト / 官能検査 / 洗剤ビルダー
Research Abstract

1.浴組成変化に伴なうゼオライトの平均粒子径について
固体粒子が布に付着する場合、分散液組成に多分に影響される。そこで、本実験では、まずNa-ゼオライト粒子分散液のpH(6.5〜12.3)や硬度(0〜30゜DH)変化に伴なうゼオライト粒子の平均粒子径を、布へのゼオライト粒子の付着実験と対応させた系について測定することとし、恒温振とう機により120rpmで24時間振とうした後の50%平均粒子径を遠心沈降式粒度分布測定装置を用いて測定した。その結果、硬度別に特有なpH-平均粒子径曲線が得られた。次に、硬度による粒子径の影響について検討する為、pHが10.0の一定条件下で測定したところ、硬度が高い程、平均粒子径が大きくなる傾向がみられ、硬度成分の存在はゼオライト粒子の凝集を促進することが認められた。
2.ゼオライトの布への付着におよぼす外観特性について
予備実験として、黒.灰色の染料を用いて、表面反射率の異なる8種の染色布(4〜60%)を調製した。次に、表面反射率の異なる染色布それぞれについて、ゼオライトの付着程度の異なる10種の試料布を浸漬法により調製した。この試料布を10人のパネラーによる官能検査を行ない、白色のゼオライト粒子の付着に関し、順位相関係数を求めたところ、布の表面反射率が高くなる程、順位相関係数値は低下した。即ち、布地が明るくなる程、白色ゼオライト粒子の付着は識別しにくいことが認められた。
3.昭和62年度の予定
今年度の予備実験の結果をふまえ、更に、置換ゼオライトの粒度分布と、布への付着との関係について比較検討する。また、ゼオライトの付着による外観特性も有色布を用いたゼオライト付着布を調製し、官能検査も実用系に促して行ない、総合的にまとめる。

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Published: 1988-11-10   Modified: 2016-04-21  

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