1987 Fiscal Year Final Research Report Summary
バイオテクロノジーに関する名古屋大学〜ノースカロライナ州立大学間, 協力研究の進推
Project/Area Number |
62045018
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Research Category |
Grant-in-Aid for Overseas Scientific Survey.
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | University-to-University Cooperative Research |
Research Institution | Nagoya University, School of Agriculture |
Principal Investigator |
清水 祥一 名古屋大学, 農学部, 教授 (00025842)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
S.C Huber ノースカロライナ州立大学, 作物学科, 教授
片岡 順 名古屋大学, 農学部, 教授 (20023385)
塚越 規弘 名古屋大学, 農学部, 助教授 (50115599)
木方 洋二 名古屋大学, 農学部, 教授 (40023395)
杉山 達夫 名古屋大学, 農学部, 教授 (50023453)
西村 正暘 名古屋大学, 農学部, 教授 (10032070)
横山 昭 名古屋大学, 農学部, 教授 (50023388)
赤澤 尭 名古屋大学, 農学部, 教授 (20023400)
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Project Period (FY) |
1987 – 1989
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Research Abstract |
アメリカ合衆国・ノースカロライナ州立大学(以下「NCSU」という. )と名古屋大学の学術交流協定の実をあげるため, バイオテクノロジーを具体的な協力研究の領域とさだめて, 相互の研究者の訪問によって共同研究等によって実績を上げようとするものである. 即ちお互いが合意した研究者が相手側の研究室等におもむいて研究を行うことは具体的な目的とする. バイオテクノロジーは, 世界的, 社会的ニューズのある自然科学分野であるが, 幸にNCSUと名古屋大学は日米において夫々実績をもつ大学として, これまで実を上げてきた. 本研究計画の実施によって. これを質的に向上させることを期待している. 本年度はNCSUー名古屋大学間協力研究実施の初年度にあたるので, 畜産学専攻横山昭教授および植物生理学杉山達夫教授が渡米し, 先方のJapan CenterおよびInternational ProgramのDirectorであるDr.AppleおよびDr.Gross等と詳細な打ち合せを行った. かつ動物分野(Animal Science,Vetenary Medicine)および植物学, 生化学分野(Biochemistey,Food Technology)などをも訪問し, 今後名古屋大学の研究者がNCSUを訪問する上での計画に役立つ多くの資料を集めた. とくに初年度はDr.Huberが来日することが困難となった事情を了解し, 第2年度来日を計画しているDr.Theil,Dr.Pettas等と面談して打ち合せを行った. 同時期に若杉助教授と武岡助教授は夫々, Animal ScienceおよびBotanyのDepartmentにおもむき共同実験に従事し, また自らの研究について講演等を行った. 若杉はAnimal Genetics部門の世界的に著明な学者であるDr.Merkertと胚遺伝子について討論を重ねた. 北川泰雄助手は同じくAnimal Science Dr.Merkert,にらびにBiochemistry Dr.Theilと討議し, そのセミナーはきわめて高い評価を得た. 明年度名古屋大学に来学を希望しているDr.Pettasとtransgenic animalの分子生物学的研究について多くのことを学び, 同博士が来日時名古屋大学において実験コースを開く可能性についても詳しく検討した. 北川はまたVetenary Medicineにおいてもセミナーを実施しDr.DeBusscherとの討論は甚だ有益であった. 金光桂二教授は林学, 森林生態学分野に交流課画を推進するためにおもむいたものであり, 第2年次降の交流について討論し, 今後のことについてはFAX等で連絡をつることを約束した. 上に述べた様に, Huber教授の来日が都合により実現しなかったため, 今年度はすべて名古屋大学側からの渡米となったが, その成果はいずれの研究者についても極めて実りのあるものであった.
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