構造変化の計量理論と日本経済の分析

1987 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 62301071
• Research Institution: Yokohama National University
• Principal Investigator: 山本 拓 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (50104716)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 佃 良彦 東北大学, 経済学部, 助教授 (10091836) ; 和合 肇 筑波大学, 社会工学系, 講師 (00091934) ; 斯波 恒正 富山大学, 経済学部, 助教授 (90187386) ; 森棟 公夫 京都大学, 経済研究所, 教授 (20109078) ; 国友 直人 東京大学, 経済学部, 助教授 (10153313)
• Keywords: 構造変化 / 計量モデル / 時系列モデル / 期待 / 日本経済

Research Abstract

本研究の申請が承認されたので,研究プロジェクト・メンバーの多くが所属している学会(日本統計学会および理論・計量経済学会)の大会開催地で打ち合わせ会議を2度行った. プロジェクトの進め方と研究に関する意見交換が議題である.
その後,年末12月23日〜24日に統計数理研究所において理学系・工学系の研究者もまじえてコンファレンスを開催,さらに1月8日〜9日には京都大学経済研究所においてメンバーを中心にしたコンファレンスを開催し多数の論文が報告された. 両コンファレンスにおいてメンバーが行った報告のタイトルおよび報告者名は以下の通りである. 「期待と時系列:序論」,「 Asymptotic Robustness of Tests in Econometric Models」(以上,国友直人),「時系列モデルによる経済理論のテスト:サーベイ」,「フィッシャー効果の計測:バンド・スペクトラム法の応用」(以上,山本拓),「計量経済分析におけるベイズ・アプローチ」(斯波恒正),「計量経済モデルの推定・検定と補助統計量」(佃良彦),「Full Information Maximum Likelihood and Three Stage Leuse Squares Estimatorsの漸近展開」(森棟公夫).
またすでにいくつかの論文は公表あるいは公表予定である. 字数の制限のため,本プロジェクト・メンバーの研究成果についての詳細は次年度の報告書で述べることにしたい.

Research Products

• [Publications] 国友直人: Annals of Institute of Statistical Mathematics. 39. 575-591 (1987)
• [Publications] 国友直人: 経済学論集. (1988)
• [Publications] 斯波恒正;霍見浩喜: International Economic Review. (1988)
• [Publications] 山本拓;竹内恵行: 経済研究. 38. 97-109 (1987)
• [Publications] 和合肇: Probability and Baysian Statistics,edited by R.VIERTL. 477-486 (1987)
• [Publications] 佃良彦: Economic Studies Quarterly. (1988)
• [Publications] 山本拓: "経済の時系列分析" 創文社, 352 (1988)