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1988 Fiscal Year Annual Research Report

イネ遺伝子資源の開発と同定

Research Project

Project/Area Number 62304013
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

大村 武  九州大学, 農学部, 教授 (40038170)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森島 啓子  国立遺伝学研究所, 教授 (70000247)
山縣 弘忠  京都大学, 農学部, 教授 (40026373)
佐藤 光  九州大学, 農学部, 助教授 (70128031)
菊池 文雄  筑波大学, 農林学系, 教授 (30161425)
Keywordsイネ / 遺伝子 / 連鎖分析
Research Abstract

大村はイネ自葉枯病抵抗性の研究で、台中在来1号のフィリピン産病原菌レース5に対する抵抗性が単劣性遺伝子支配で、既知の遺伝子とは異なっていた。また、IR24の受精卵のMNu処理でレース5に対する抵抗性突然変異2系統をえたが、1系統は単劣性であった。
菊池は中国のインド型半矮性品種矮脚南特の同質遺伝子系統を作出して遺伝子分析を行い、矮脚南特の半矮性は単劣性支配であることを明らかにした。さらに、同じ遺伝的背景を持つ矮脚南特と低脚鳥尖の雑種後代では稈長の分離は認められず、両者の半矮性遺伝子は同一であった。
佐藤が台中65号の受精卵のMNu処理で得た粒成分に関する突然変異のうち、低アミロースについては5遺伝子座を同定した。粉質及び紙質含量の高い巨大胚突然変異も多数得られたが、これらの中には優性のものもあった。タンパク質に関する突然変異は4種類のうち3種類は単劣性、残りは単優性であった。なお、胚乳形質では初めての事例である母性遺伝で認められた。
山縣はガンマー線照射で出穂期に関する突然異変9系統を得たが、いずれも1遺伝子支配であった。早生突然変異4系統は感光性によるもので優性と劣性が2系統ずつあった。晩生突然異変のうち、3系統は基本栄養性に関するもので、1系統は劣性、他は優性であった。他の2系統は劣性で、基本栄養性と感光性とが関与していた。
森島はアイソザイムの36遺伝子座を用いて連鎖分析を行い、13遺伝子座の位置を決定した。また、アイソザイム変異からみたイネの文化についても研究した。14遺伝子座のうち10遺伝子座は日本型とインド型で遺伝子頻度が異なっていた。さらに多量解析は、日本型とインド型の判別に有効であり、私型をインド型から区別することも出きることを明らかにした。

URL: 

Published: 1990-03-19   Modified: 2016-04-21  

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