1987 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62306034
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
糟谷 忠雄 東北大学, 理学部, 教授 (30004245)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤村 忠雄 東北大学, 科学計測研究所, 教授 (90006130)
石井 武比古 東京大学, 物性研究所, 教授 (00004284)
伊達 宗行 大阪大学, 理学部, 教授 (80028076)
小松原 武美 筑波大学, 物質工学系, 教授 (80004331)
鈴木 謙爾 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (10005861)
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Keywords | アリチナイド化合物 / 物性 / 新物質開発 / 純良單結晶 / フェルミ面 / 逆光電子分光 / ヘビーフェミオン / 価数探動 |
Research Abstract |
昭和63年度より発足予定の重点領域研究「アクチナイド化合物の物質」の研究方針を早急に立てるための, 研究会の開催及び各所に会議を含む準備研究を開始するために交付された,本科学研究補助金の趣旨に沿って以下のことが行われた. 1)総括班会議が前后二回持たれ,全体の方針持に新物質開〓は金研をセンターとする重点方針にすること,及びこの物質作製には物理,化学,原子炉材料沿全蕘の諸分野の研究者の協力研究という点で吾が国ではいまだ例を見ない試みであること,そのためのモラルともいうべき憲章作りの重要性が議論された. 又測定勲では世界的に実績がある,ドハース効果によるフェルミ面の測定班を重点的に援助し,測定面で重要でありながら国内にない逆光電子分光測定を〓重点的に援助することを決定した. 一方重点領域発足を前に国内研究者による先行的研究の検討,理論面での取組みの方針,外電子系との関連,高温超伝導体との関連についての研究会を11月7日〜8日と仙台で開いた. たまたまf電子系関係分野のソビエト研究者との日ソセミナーが予定されていたので,この研究者を含めて研究会を行った. そこでは国内40,ソ連12の研究発表が行われ大きな成果を挙げた. 総括班の方針に沿って物質作製班の会議が二回もたれ,ここでは純良化合物單結化を得るための素材金属の純良化の具体的計画が練られ,金研センターとして実行されることとなった. 一方世界にさきがける物性基礎論的に重要な新物質の開発をいかにおしすすめるか,そのためのデーターベースの作製を分担作業で行うことにした. ドハース効果によるフェルミ面測定班の会合も二回もたれ,輸入に頼っていた希淫冷凍機を東北大科研工場で作製し,国内における開連技術を確固とすること,予定技術面で世界のトップを抜き去る具体的計画が立てられた. 逆光電子分光測定面でも独自なアクデアのもとずく装置作製の方策が検討された.
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 糟谷 忠雄: J. the less Common Motals. 127. 337-347 (1987)
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[Publications] 糟谷 忠雄: J. Mag. Mag. Mat.1. 1-6 (1985)
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[Publications] 藤村 忠雄: Japanese Journal of Applied phijsics. 26. 511-513 (1987)
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[Publications] 小松原 武美: Japanese Journal of Applied physics. 26. 523-525 (1987)
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[Publications] 鈴木 孝: Proceedings in International conference of Maghetism in Paris at 1988. (1988)
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[Publications] 糟谷 忠雄: J. Phys, Fi Met Phys.16. 1691-1703 (1986)
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[Publications] 糟谷 忠雄: "Extended Abstracts for Japan-USSR Semina on the physical Properties of Rare earth and Actinide Compounds" 糟谷 忠雄, 200 (1988)