1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
62580069
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Research Institution | Niigata Women's College |
Principal Investigator |
山田 雅子 県立新潟女子短期大学, 家政科, 助教授 (80077487)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今泉 優子 県立新潟女子短期大学, 家政科, 助手 (60176485)
渡辺 令子 県立新潟女子短期大学, 家政科, 講師 (70141348)
岡田 玲子 県立新潟女子短期大学, 家政科, 助教授 (90077488)
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Keywords | 日常食 / ビタミン / コンピューター解析 / 栄養所要量 / 実供食栄養量 |
Research Abstract |
教年度に引きつづき健常者の日常食中の一般成分およびビタミン類の定量分析を実施し、実供食栄養量の実態を検索した。大学内の集団給食施設で調製された食餌(青年女子19才の日常食1食分,12検体)を試料とし実験を試み、以下に示す知見を得た。 1 常法(ケルダール法)により分析された粗タンパク質量は、平均値で30.0±7.9g/食となり、四訂食品成分表にもとずいて計算された値を若干上廻る数値(107.9±28.5%)であった。 2 多種類の食品素材を用いて調製された試料中の脂貧分析であるため予め予備実験を行なった後実施した。 1) 塩酸加熱分解法の相達(マジョニア管、ビーカー)による影響を比較した結果、後者による成績が良好であった。 2) 1食当りの実供食脂質量は、23.9±13.7g/食となり、計算値に対する割合は60〜80%であった。ただし揚物調理のある食餌の場合は計算値をはるかに上廻る実測値(156.6、161.8%)が得られた。 3 ナイアシン実摂取量は、平均値で5.7±2.8mg/食(2.6〜11.5mg/食)となり、計算値に対する摂取比率は約80%であった。 以上昭和62、63年度に得られた検索成績を近くまとめて報告する予定である。 なお現在、脂溶性ビタミン関係の分析にかんし予備実験を行ない、本実験に移行する段階である。
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