1988 Fiscal Year Annual Research Report
職業人から見た英語教育に関する実態と将来像の総合的研究
Project/Area Number |
63301037
|
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
小池 生夫 慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (70051266)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朝尾 幸次郎 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (40102462)
石田 雅近 清泉女子大学, 文学部, 助教授 (70146942)
原岡 笙子 神田外語大学, 外国語学部, 教授 (30129887)
国吉 丈夫 千葉大学, 教育学部, 教授 (70009611)
伊部 哲 専修大学, 文学部, 教授 (00123159)
|
Keywords | 職業人からみた英語 / 外から見た学校英語教育 / 大学英語教育批判 / 英語と社会人 |
Research Abstract |
本研究は、文学英語教育を受け、社会で実際に活躍している人々が、英語とどのような関係をもっているか、英語教育にどのような期待と批判をもっているかを調査し、わが国の英語教育の改善の資料にしようという目的で行われている。調査項目は34、主な分類は回答者自身の履歴について、回答者と英語のかかわりについて、回答者の大学生時代の英語学習について、日本のこれからの英語教育についての4大分類である。これを無記名のアンケート方式で回答してもらうため、全国にまたがる約30の国公私立大学、短大の卒業生名簿を中心に、20代、30代、40代、50代の文系、理系の約10000人を無作為に抽出し、アンケートに回答依頼を出した。この作業は膨大なものであり、また行き先不明で返送されるものも少くない。返ってきた回答は目下途中経過であるが約2000である。最終的には3000まで集まればありがたい。ふりかえってみて、もっとも時間をついやして討議をしたのは、アンケートの項目作成であった。これは、すでに行った大学生、大学英語教員、中学、高校の英語教員の実態調査とも関連性をもたせたものである必要がある。 一方、コンピューターにデータを入力し、各項目や項目間の分析を行うべく、ソフトの組み換えを行っており、返却された回答の整理を終えたところで入力させる作業に取りかかる。一部実験的にかかっているものもある。2年目は、この分析を行い、どのような問題意識を職業人もふくめた社会人がもっているかを報告し、あわせて、過去3冊の報告書の内容を総合的に分析し、わが国の英語教育改革に関する政策を提言したいと望んでいる。
|