1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63460231
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
椙山 一典 東北大学, 工学部, 教授 (10004277)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 信 東北大学, 工学部, 助手 (10005465)
北村 正晴 東北大学, 工学部, 助教授 (00005422)
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Keywords | 知識工学 / 原子力開発用核データ / 核データ評価 / 支援システム / 核反応計算コード / ワークステーション |
Research Abstract |
昭和63年度の研究実施計画は次の3点である。即ち、1)実験データの再評価と実験値の取捨選択、2)主として、評価に使う理論計算コードの選択と、その入力パラメータの最適値の選択原理の体系化と知識ベース化、3)実験データベースや計算コード群の大型センターへの移植。ワークステーションと大型機のネットワーク化である。 まず1)については、もっとも豊富に実験値存在し、かつ非常に信頼性が高く評価されている^<27>Al(n,α)^<24>Na反応の過去の実験論文を51篇収集し実験条件、実験手法、実験解析などの共通要素を論文の記述の情報から抽出し、帰納的推論手法により信頼性のある実験値との関連性を調べた。実験値データベースからの高信頼データを選択する上での重要な指針が得られた。2)では核理論計算を用いるコードとしてELIESE,CASTHY,GNASH,DWUCK,ECISを選択した。これらのコード群および各種実験値データベースファイルEXFORを日本原子力研究所核データセンターより入手し大型計算センターの計算機及び購入したワークステーション(HP9000-360CH)上で整備拡充し体系化を計った。3)これらのコードをもちいる評価手法の知識の整理を行った。大別して3段階のレベルが存在することが分かった。すなわち第1段階:デファオールトパラメータによる、ほぼ自動的な評価計算。第2段階:主なもののパラメータを調整する、第3段階の前処理的なもの。第3段階:従来の評価計算でやっている程度の計算を支援する。段階が進むにつれて高度な支援が可能となるが、それだけ開発も困難となる。第2段階までに知識ルール化し、C言語を用いた知識工学的な開発環境のもとで第2段階までのものの開発を行った。ユーザインターフェースの部分と第3段階の支援システムの開発は来年度の課題となるが、知識表現の面で短期間では解決困難な問題も出てきている。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] S.Iwasaki: Nucler Data for Science and Technology,Edit by S.Igarashi(JAERI),Japan Atomic Energy Research Institute Saikon Pub.Co.Ltd.なし. 501-504 (1989)
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[Publications] S.Iwasaki;N.Odano;M.Kitamura;K.Sugiyama: JAERI-M,Japan Atomic Energy Reseach Institute. 89-026. (1989)
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[Publications] 岩崎信、小田野直光、北村正晴、椙山一典: 第2回知識工学の原子力分野への応用に関する研究会報告書(東京大学工学部附属原子力工学研究施設). UTNL-R-0232. 26-31 (1989)