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1989 Fiscal Year Annual Research Report

金型磨き作業の動作解析と自動化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 63550093
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

三好 隆志  北海道大学, 工学部, 助教授 (00002048)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斎藤 勝政  北海道大学, 工学部, 教授 (40001169)
Keywordsエキスパ-ト / 金型 / 磨きロボット / 研磨加工
Research Abstract

金型製造において磨き加工の占める割合は30%以上と言われておりそのほとんどが手作業で行われている。その作業は、単調で地味な仕事である反面、高度な技術を必要とするため、素人が金型を迅速に、しかも鏡面に磨くことはほとんど不可能であり、また次の工程へ移るための加工表面見極めの決定や最適な工具の選択なども難しく、金型熟練工と同等な技術(機能)を持つような自動磨き装置が必要である。
そこで前年度までに得られた金型熟練工の持っている専門的な知識や技術をできるだけ多く取り入れた次に示すような特徴を有する新しい金型自動磨き工具の試作開発を行った。
(1)フロ-テング機構:柔軟性のある定圧押し付けを可能にするためエア-シリンダとクロスガイドロ-ラを組み合わせたフロ-テング機構を採用した。
(2)パルスモ-タ駆動:平滑面から鏡面まで一貫して機能的に磨き加工を行うために、砥石の回転数を広範囲に制御でき、トルク変動の少ないパルスモ-タを使用した。
(3)セグメント砥石:実験に用いた磨き工具は、金型熟練工が手磨きに使用している目づまりの少ない切屑の排出の良いEDSと呼ばれるステック砥石を10分割にして円周上に配列したセグメント砥石である。
次に、磨き回数(N)、回転数(n)、送り速度(f)からなる磨きパラメ-タ(N/(f/n))と呼ぶ新しい指標を提案し、除去深さおよび仕上面粗さを加工条件によらず統一的にしかも定量的に取り扱うことを可能にした。すなわち、磨きパラメ-タを導入することによって除去深さ、仕上面粗さいずれの場合も、回転数、送り速度に関係なく一本の曲線で表すことができることを見出した。除去深さの曲線は、2本の直線で近似することができ、その交点に相当する磨きパラメ-タは最も能率的に前加工面の粗さが除去できる臨界加工条件を表していることが分かった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 佐々木哲夫: "金型みがき作業の知識獲得と自動化に関する研究" 型技術. 4. 176-177 (1989)

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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