1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63850027
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
岸浪 建史 北海道大学, 工学部, 教授 (30001796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
早川 保 日鋼特機, 部長
横内 弘宇 室蘭工業大学, 工学部, 助教授 (00001264)
金井 理 北海道大学, 工学部, 助手 (90194878)
斉藤 勝政 北海道大学, 工学部, 教授 (40001169)
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Keywords | CAD@CAM / レンジファインダー / レーザ測定 / 形状測定 / 形状認識 / 計測 |
Research Abstract |
大型鋳鍛造品の加工準備作業における最大の問題は素材形状の認識である。すなわち素材形状の認識とは、素材形状の計測と製造形状を包含することを確認し、製品形状と素材形状の相対的位置関係を明らかにすることである。本年度においては素材形状の測定計測手段に重点を置き以下の成果を得た。 1)多点レーザ・スッポト距離計の原理 従来素材形状の計測において単一レーザ・スッポト距離計を用いていた、この距離計においては測定回数は数十回/秒の測定能力しかなく、測定点位置の制御は工作機械の位置決め機能に頼っていたため、素材形状を5方向から計測する5面計測法においては、数時間の測定時間を必要としていた。測定時間の短縮を目的とし、測定点の位置制御としてビーム駆動方式の採用と多点同時測定を可能とする多点レーザ・スッポト距離計の原理の提案をおこなった。すなわち、単一レーザ・スッポト像の2台のカメラによる3次元位置座標の検出原理を明らかにし、多点レーザ・スッポト像においても検出可能であることを明らかにした。 2)多点レーザ・スッポト距離計の試作 提案する原理に基づき多点レーザ・スッポト距離計の試作開発を行った。すなわち2台のミラー駆動系によるレーザ・ビーム駆動系を開発した、これにより単一レーザ・ビームの高速駆動が可能となり、次に2枚のハーフミラーによる多点レーザ・ビーム生成機構を提案し、多点レーザ・ビーム距離系を実現した。開発した距離計は従来の距離計に比較して、2桁の測定時間の短縮が可能となった。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 青山英樹,岸浪建史,斉藤勝政: 昭和63年度精密工学会北海道支部学術公園論文集. 1988. (69-70)
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[Publications] 横内弘宇 他: 精密工学会誌. 54. 139-144 (1988)