2015 Fiscal Year Annual Research Report
膜電位駆動型分子モーターの運動制御機構の解明
Publicly Offered Research
Project Area | Harmonized supramolecular machinery for motility and its diversity |
Project/Area Number |
15H01312
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
渡邉 力也 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (30540108)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 生物物理 / 膜電位制御 / 1分子計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、膜電位駆動型分子モーターのための新しい1分子計測・操作技術の開発し、その作動原理の解明を目指している。具体的には、F型ATP合成酵素を測定対象の中心とし、それら運動の基本的な性質と、素晴らしい異種エネルギー変換機構の解明を目指す。昨年度は、膜電位の定量制御技術(IEEE Trans Nanotechnol 2016)および膜電位駆動型分子モーターの新しい1分子運動計測技術の新規開発に成功しており、研究の進捗は順調である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度の目標であった新規技術の開発に成功しており、本年度の目標である膜電位駆動型分子モーターの1分子計測をするための下準備が完了しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度開発した新規技術を融合させ、膜電位駆動型分子モーターの1分子運動計測と、それに伴った作動原理の徹底的な解明を目指す。
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Research Products
(10 results)