2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of synthetic biological tools to modify metabolic fates of cells
Publicly Offered Research
Project Area | Chemical Approaches for Miscellaneous / Crowding Live Systems |
Project/Area Number |
20H04694
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小松 徹 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (40599172)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ケミカルバイオロジー / 創薬化学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、がん細胞における特異な代謝活性の変化を蛍光シグナルによって可視化することを可能とする新たな方法論を開発し、多くのがん細胞がエネルギー産生に利用する解糖系、グルタミン代謝を制御する薬剤候補化合物の探索をおこなった。細胞内の夾雑環境下で特定の代謝活性を検出することは非常に困難な課題であったが、生きた細胞に特定の代謝物をinputとして添加し、これが代謝された先に細胞外への放出量が変化するoutput代謝物を選択的に検出するcoupledアッセイ系を開発することで、蛍光シグナルの増大により生きた細胞における代謝活性を評価する仕組みを確立した。これを用いて1,200種類の化合物ライブラリを用いてがん細胞の代謝活性を制御する薬剤のスクリーニングをおこなった結果、抗がん剤として用いられているregorafenibががん細胞のグルタミン代謝を顕著に抑制する活性を有すること、その殺細胞能がグルタミン代謝阻害に大きく依存することを明らかにした。これは、本抗がん剤の効果を適切に理解するための重要な知見を与える成果であり、更なる薬剤スクリーニングを通じてより強力な抗がん剤候補化合物の取得が可能となることが強く期待される。本研究成果は、Cell Reports誌に掲載された。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)