2023 Fiscal Year Annual Research Report
An integrative understanding of the cognitive function of subjectification and development of the supporting system
Publicly Offered Research
| Project Area | Human behavioral science for subjectification ("tojisha-ka") by interaction-based & rule-/story-based understanding of the brain & the world |
| Project/Area Number |
22H05210
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| Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大黒 達也 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (60886464)
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| Project Period (FY) |
2022-06-16 – 2024-03-31
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| Keywords | 当事者化 / 情動 / 音声 / 共感 / 内受容感覚 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「音」に対して人が「自分ごと」として感じる“当事者感”がどのような情動・身体感覚・内受容感覚によって支えられているのかを明らかにすることを目的とし、感情科学・身体論・インタフェース工学を統合する実験的研究を行った。具体的には、動物音、自然音、機械音、音声など多様な1,000種類の音刺激から成る大規模コーパスを用い、20代から70代までの幅広い年齢層の男女1800名を対象にオンラインで実験を実施した。参加者はランダムに提示された16音を聴取し、それぞれに対して9軸の主観的感情評価(感情価、覚醒度、非現実感、当事者感、共感など)およびカテゴリカルな情動語の選択(Cowenら, 2017に基づく34語から5語を選択)を行った。解析の結果、「当事者感」が特に強く関係していた情動は、共感、同情、興味、称賛、郷愁といった社会的情動であることが判明し、当事者化の情動的基盤として従来重視されてきた単純な快・不快や覚醒度よりも、高次かつ対人的な情動が鍵を握っていることが示唆された。さらに、内受容感覚が当事者化に与える影響を検討するために、心拍と同期する触覚フィードバックを実現する内受容フィードバックデバイスを独自に開発した。このデバイスは、3Dプリンターで成形したシリコン製の心臓模型の内部に振動スピーカーを組み込み、Bluetooth接続された心電図センサーと連動して実際の心拍に同期した振動を生じさせるものである。このデバイスを用いた予備的実験では、心拍に同期した内受容感覚が情動評価や身体マップ(身体部位ごとの感覚生起)に影響を与えることが示唆され、内受容フィードバックによって“自分の身体”を感じる強度が高まることが確認された。以上の成果を通じて、当事者感の形成には聴覚刺激に対する共感的反応や内受容的自己感覚が複合的に関与していることが明らかになった。
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| Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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| Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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