研究課題/領域番号 |
17201050
|
研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
臼杵 陽 日本女子大学, 文学部, 教授 (40203525)
|
研究分担者 |
加藤 博 一橋大学, 大学院・経済学研究所, 教授 (10134636)
長澤 栄治 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00272493)
店田 廣文 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教授 (20197502)
|
キーワード | 日本・イスラーム関係 / アフガニスタン / 戦時期日本と回教圏 / 尾崎三雄所蔵文書 / 講演会・資料写真展の開催 / 成果の社会的還元 |
研究概要 |
今年度の本科研プロジェクトの業績に関しては日本・イスラーム関係をテーマとしてアフガニスタン資料プロジェクトの社会への還元を中心に事業を行なった。 第一は、アフガニスタン資料プロジェクトにおけるデータの収集や文献の収集・整理といった基礎的な作業の一環として、昨年度に引き続き尾崎家所蔵文書の中から、尾崎三雄氏がアフガニスタン滞在中に記録した研究フィールドノートの入力の作業を行うとともに、その成果の一端を地域社会に還元すべく、11月18日(土)、山口市民会館において「日常のなかに中東を掘り起こす(2)地方における中東・イスラーム-:尾崎三雄氏の事績を中心に」と題する講演会(講演者臼杵陽・研究分担者「第二次世界大戦中のイスラーム研究と日本」、鈴木均・研究協力者「尾崎三雄の見たアフガニスタン」などの)を日本中東学会との共催で行い、また加藤博・研究分担者の司会による当該テーマの下で山口県の高校生によるパネルディスカッションを実施した。 第二は、アフガニスタン資料プロジェクトに関連して日本貿易振興機購アジア経済研究所図書館との共催で、7月18日に講演会(講演者鈴木均「尾崎三雄氏のアフガニスタンにおける足跡」、臼杵陽「日本における回教圏政策の原点」)を行うとともに、7月5日(水)から8月1日(火)まで「若きアフガニスタンの記録-農業技術指導者尾崎三雄姿収集資料を中心に」の資料・写真展を行った。また、同様の資料・写真展を11月1日から26日まで防府市市立防府図書館でも行った。 第三は、日本・イスラーム関係のアラビア語資料の入力作業を行ない、本資料は今年度、印刷物およびCD-ROM等で公開の予定である。
|