研究課題/領域番号 |
24500805
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 中村学園大学 |
研究代表者 |
中野 裕史 中村学園大学, 教育学部, 准教授 (60301678)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 運動 / 甲状腺ホルモン / 空間記憶 / 記憶消去 / モリス水迷路 |
研究成果の概要 |
本研究では,乳仔期に甲状腺ホルモンを阻害して記憶過程を破綻させたラット(PTUラット)を用いて,嫌悪刺激による空間記憶獲得後の運動が脳由来神経栄養因子(BDNF)及びその受容体(TrkB)の発現変化と記憶の消去を惹起するかどうかを検証した.正常ラットでは,獲得した空間記憶の保持が走運動により低下し,その際,海馬背側部のBDNFが増加していた.PTUラットでも,獲得した空間記憶の保持が走運動により低下しており,海馬背側部ではBDNFではなくTrkBが増加していた.嫌悪刺激による空間記憶は運動により消去されること,また,PTUラットでは消去のメカニズムが異なることが示唆された.
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