研究課題/領域番号 |
14570747
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
井上 勝 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (20253023)
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研究分担者 |
田中 弘之 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (80231413)
山中 良孝 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (60346442)
清野 佳紀 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (80028620)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2003年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2002年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 軟骨無形成症 / 線維芽細胞増殖因子受容体3型 / 副甲状腺ホルモン / 骨成長 / 軟骨細胞 / アポトーシス / FGF receptor 3 / STAT1 / 骨成長障害 / Stat1 |
研究概要 |
【背景】軟骨無形成症(Ach)は遺伝性四肢短縮型低身長症の中で最も頻度が高く、線維芽細胞増殖因子受容体3型(FGFR3)の活性型変異により著明な低身長をきたす。現在行われている成長ホルモン療法の効果は充分とはいえず、病態生理に基づいた新規治療法の開発が希求されている。これまでに私たちは軟骨株化細胞を用い、Ach型FGFR3変異がPTHrPの発現低下を来たした結果アポトーシスを誘導し、これがPTHrPの補充により阻止されること、type II collagen promoterにより軟骨特異的にAch型変異FGFR3を発現するAchモデルマウス(AchTG)の胎児骨を用いた器官培養にてPTHが骨伸長改善作用を有することを見出した。【目的】Achの骨成長障害に対する短期的および長期的なPTHの効果をモデル動物にて検討する。【短期投与】日齢7〜20日にかけてPTH(100μg/kg,1000μg/kg)を連日皮下注射し、日齢21日に大腿骨を剖出、骨長の計測および組織学的検討を行った。AchTGは野生型と比較し大腿骨の伸長障害を認めた(10.15±0.44mm,11.43±0.27mm,p<0.001)。PTH投与によりAchTGは10.84±0.38mm(100μg/kg p<0.05),10.59±0.20mm(1000μg/kg p<0.05)と骨伸長の改善を認めた。AchTGは成長軟骨板の短縮を認めたが、PTHにより増殖軟骨細胞層を中心に拡大した。【長期投与】生後1〜5週にかけてPTH(100μg/kg)を週3回皮下注射し、日齢42日に上腕骨・橈骨・大腿骨・脛骨を剖出し、同様に評価を行った。AchTGでは全ての骨に伸長障害を認めた。PTH投与によりAchTGにて骨伸長の改善を認めたが、PTHの投与による成長軟骨板の変化は認めなかった。【結論】PTHはモデル動物において軟骨無形成症の骨成長障害を改善し、新規治療薬となる可能性が示された。
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